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出版社内容情報
人生には答えのない悩みがある。 でも花ちゃんには何かがわかった。
こういうマンガをもっと読みたい。(コミックナタリー・淵上龍一)
家を出た母親。気落ちする父親。それでも日常は静かに、また賑やかに回っていく。思考する小学3年生・花さんが見た家族や親族、クラスメイトたちとの日々。業田良家・石塚真一・浅野いにおの各氏も絶賛する光用千春、待望のデビュー単行本。
著者紹介
光用千春(みつもち・ちはる)
1986年神奈川生まれ、多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。漫画家・イラストレーター。2009年『こどものころから』、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門審査委員推薦作品選出。2010年『さみしさの鬼』、第3回1_WALL グラフィックファイナリスト。2015年初個展「あ~ん展」開催。2017年『たまご』第81回小学館新人コミック大賞青年部門入選。本書「コスモス」は2018年3月よりWebメディア・マトグロッソの連載に加筆したものです。好きなバンドは「たま」。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
40
コミック。ある日、母が突然出ていき、父と二人暮らしになった小学3年~5年までの花さんの話。父と二人になり、葛藤や疑問を鬱々と持ちながら過ごし、冷めたような目線だが大人っぽい雰囲気の花ちゃんが愛おしくなる。このぐらいの子供の頃ってこんな風に物事を見ていただろうか?もっと単純だったような気がする。2022/05/14
チェアー
15
父との二人暮らし。子どもは普通の家庭に見えるように、いろいろ気を使う。大人が考えている以上にいろいろ考える。気を使う。疲れる。だけど、二人暮らしを不幸だと思っているわけでもない。父も母もいる。死んでいない。だから、わたしもこの環境で生きるのだ。2019/09/01
さすらいのアリクイ
12
お父さんと娘さんの二人暮らしの日々が描いてあるマンガ。このマンガの面白いところは登場人物の表情の描かれ方がシンプルなところ。表情が見えにくい。しかし表情が見えにくいから登場人物の行動や台詞に目が行く、集中できる感じがする。しっかりものの娘さん、抜けているようで要所は押さえるお父さんが最初はギクシャクした感じになりつつも二人暮らしの日々を積み重ね、娘さんはお父さんとの日々、学校での日々の中で色々な感情、思考、経験を積み重ねていく…。このマンガの見どころは「積み重ね」だなと。日々の積み重ねを感じるマンガです。2019/09/03
kg
3
花さんが子どもだから良い感じなのかと思ってたら、それは違って、花さんだから良い感じなのだ。 今の自分と同じ歳の花さんの物語を読みたい。2020/08/07
晴柊のばあば
3
…ほしいものはごまかさない言葉を使わなきゃ手に入らないんだな(p166) 花さんが幸せになりますように。2019/08/14
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