出版社内容情報
笹川平和財団[ササカワヘイワザイダン]
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内容説明
アジアにはさまざまな文化と融合し、育ってきたイスラームが存在する。固定概念を覆す、多様なイスラームの一端をのぞいてみよう。こんな「イスラーム」知らなかった!フィリピン、インドネシア、マレーシア、タイ、ミャンマー、バングラデシュ、インド、スリランカ。アジアをフィールドに13組の研究者が、「イスラーム」を通して見てきた人びとの暮らしとは。
目次
1 フィリピン
2 インドネシア
3 マレーシア
4 タイ
5 ミャンマー
6 バングラデシュ
7 インド
8 スリランカ
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayakankoku
11
イスラム教のことだけではなく、その地域の概要も書かれており、イメージしながら読めた。様々な方が国、地域ごとに書いているため、正直読み応えに差はあった。非常に勉強になった1冊。2019/09/01
ねこっく
6
雑学書のような読みやすさで書かれているものの、これはまさにエスノグラフィー。生き生きとした描写で描かれており、イスラーム=中東、というイメージを払拭してくれる。そもそもアラビア半島でムハンマドの下誕生したイスラーム教が何故アジアの島嶼地域に伝播したのだろうか。それには密接な歴史が関わっており(ここでは触れない、世界史の教科書を読めば理解できる、東南アジア諸国はイスラーム王朝の盛衰とは切っても切り離せない過去を持つ)、現在の彼らに生きていると考えると、大きな世界の流れを感じる。イスラームの在り方も多種多様。2019/07/15
エリナ松岡
6
日経の書評で良さそうだったので読んでみました。重ための話題が多いものの、観光ガイドのように気楽に読めます。東南・南アジアの8つの国のムスリムの簡単な歴史と現状を一つずつ順に紹介して行くのですが、地図やデータも綺麗にまとめて、各国の地形や環境、個性がよく分かる作りになっています。それぞれ執筆者が別々で、しかも切り口がかなり異なることもうまく作用しているように思います。僕個人としては、自分自身も意外でしたが、冒頭のフィリピンが知らなかったことも多く一番面白かったです。2018/07/13
takao
2
ふむ2022/09/06
セパック ボラ
2
まずジャケットからイスラームの寛容さが伝わってくる。東南アジアの各国に触れ、インドネシア以外にも行ってみたくなった。2018/07/08
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