出版社内容情報
広尾晃[ヒロオコウ]
著・文・その他
内容説明
偉大なプロレスラー・ジャイアント馬場が「巨人軍の選手だった」ということは知られているが、その実力や成績、当時の評判や人間関係などはほとんど語られてこなかった。本書は、現存する詳細なスコアと関係者への取材により、「野球選手としての馬場」の実像に迫る。
目次
1章 次男の末っ子
2章 「巨人」の系譜
3章 幸せな日々
4章 祈り、モルモン教との出会い
5章 短い夏
6章 巨人軍の一員になる
7章 長嶋茂雄前夜
8章 プロの壁
9章 大手術
10章 キャリアハイ
11章 挫折と転生
著者等紹介
広尾晃[ヒロオコウ]
1959年、大阪市生まれ。立命館大学卒業。コピーライター、プランナー、ライターとして活躍中。日米の野球記録を専門に取り上げるブログサイト「野球の記録で話したい」でライブドアブログ奨学金受賞。そのほか、プロ野球の名選手の記録を紹介する「クラシックSTATS鑑賞」などのサイトも運営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
55
プロレススーパースター列伝では、触れてなかった(当たり前だよ)プロ野球選手時代の馬場。面白かったんだけど、なんか資料が多くて読むところ少ない気もする。2015/12/27
fwhd8325
21
もちろん、馬場さんがジャイアントの選手だったことは知っていましたが、その成績については、全く知りませんでした。その後、プロレスラーとなり、その活躍があって、昔、プロ野球選手だったとエピソードが付け加えられていたものでした。着眼点は、新鮮なものです。しかし、核になる部分が、当時のジャイアンツの内紛が影響されていたと書かれていますが、あまり愉快な話ではありません。2016/03/02
秋 眉雄
16
観衆にその巨体を晒すということ。それを使って興行を打つということ。やはり、プロ野球選手時代が無ければ、後のジャイアント馬場は無かったろう。それは確実に言えることだと思う。『馬場正平がプロ入り前に硬球で野球をしたのは、わずか100日余りだった』石橋を叩いても渡らないなんて云われてはいたけども、渡るときには思いっきり渡る男。それが馬場さん。2016/08/21
ようはん
15
昔の名プロレスラー・ジャイアント馬場ではなく巨人軍の投手・馬場正平の生い立ちとプロ野球選手としての物語。一軍通算0勝で終わったのは巨人症故のハンディにそれを含めた怪我があったが、当時の未整備で一軍とのゴタゴタも生じていた二軍のシステム等も影響はしていたので現代の育成システムで高校からプロと鍛えて良き指導者がいればプロ野球選手として活躍出来た可能性があったんだろうかと思う。2020/01/17
gtn
15
少年時代発症した脳下垂体腺種(巨人症)の病状、モルモン教との出会いと離別等、あまり知られていない馬場の素顔を克明に記しており、興味深く読了。2018/09/24