出版社内容情報
福沢諭吉[フクザワユキチ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りるふぃー
11
江戸から明治とは…主に国内だけであった国盗り合戦が終わりを告げ、世界の国盗り合戦の土俵に上がってしまった時代なんだと思った。西洋文明を日本人に普及するために奔走した福沢諭吉で、隣国には警戒していた感じだが、西欧だって日本とただ仲良くしたいが為に開国を求めてきたわけではないということを忘れてはいなかっただろうか。”日本は西欧の国とともに進む”と思っていた福沢諭吉が、もし広島長崎の原爆の時まで見届けていたら、どう感じただろう。令和、国盗り合戦は複雑化し、地球を破壊しながら延々と続いている。2020/08/29
がんぞ
6
司馬遼太郎が『この国のかたち』で「諭吉の瑕瑾」と論じてから有名になり、最近(逆恨みで毀損される被害に直面して)「やっぱり特定アジアとは親密にならない方がよい」と世情は嫌韓中に染まってきた。1894年、改革を志し挫折して日本にいた金玉均(志士ではあるが少し軽薄なところがある)を上海におびき出して暗殺、屍を辱めた閔妃は(内乱に、外国=清の軍を招きいれる亡国行為)“殺されても当然”ではあるが、王宮内で容貌不詳、内部でなければ不可能、日本人が殺したのではない。伊藤博文もスティーブン公使も暗殺が短絡政治手段の野蛮国2016/04/06
kousuke
5
とてもわかりやすく、ボリューム感もあり、非常に勉強になりました。 福沢諭吉の原著もぜひとも読んでみたいという気にさせられました。2019/06/07
Hiroki Nishizumi
4
諭吉自伝のようなものだが、割とよく出来ている。脱亜論当時の情況がよく理解出来た。2021/04/18
jupiter68
3
福沢諭吉がずいぶんと政治に関係していたことがわかる。また、革命やクーデターなどにも。まんがだとどこまで描かれているのかわからない。自分が持つ感想は間違っているのかもしれない。2021/09/28