出版社内容情報
トルストイ[トルストイ]
著・文・その他
内容説明
政治家カレーニンの妻アンナは、その美貌と振る舞いから社交界の賞賛を集める貴婦人であった。ある日、兄の離婚騒動を解決すべくモスクワへ向かったアンナは、青年将校ヴロンスキーと出会う。彼の激しい求愛に次第にアンナも惹かれていくが…。貴族社会の光と影を描いた、リアリズムの巨匠トルストイの長編小説を漫画化。
著者等紹介
トルストイ[トルストイ]
1828~1910。ロシアの小説家・思想家。19世紀を代表する文学者のひとり。クリミア戦争に従軍した経験から平和主義を貫き、人間の良心や愛を原点に道徳的人道主義を説く。著作にもその思想が色濃く反映されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
EOEO
17
かなりコンパクトにまとまっているので、この漫画だけ読むと、不倫はやっぱりしたらダメだよねぇ、結局不幸になるよねぇ、みたいな感想になってしまう(笑)きっと原書はもっといろんなことを深く描いているのではないかな、と想像します。2023/10/06
白義
12
まんがで読破シリーズは「時間のない読者のために原著の内容をある程度教える」タイプと「原著がそもそも膨大なのでとりあえずそのあらすじだけ教える」タイプと同じようなものでも違いがあるが、こちらは完璧に後者。原著の分厚さを考えるならやむを得ないだろうというレベルまで恐らく要約していてだいたいこんな話ですねという理解に役立つレベルだ。当然この次は原著にチャレンジしてみてくださいということだろう。それでも最後のアンナのコマには妙にぞくぞくするものがある。基本的にロシア文学は(容量ゆえ)このシリーズに向いていると思う2018/06/09
Koichiro Minematsu
12
人は優しい、だからこそ人は愛にも掟にも苦しむ。大切な人を想い。2017/11/18
おくてつ
10
まんがで読破を読破するシリーズ。このシリーズ2作目のトルストイ。 6月にロシアに行った時、ちょうどボリショイ劇場でオペラの公演があったので見たいと思ったけど、チケットが取れず。結局、今回まんがで読破で初めて読みました。 これも昼ドラ系。何が真実の愛なのか。幸福、不幸って何なんでしょう。2018/09/30
はる坊
10
漫画で見るとテンポよくぽんぽんと物語が進行していったけど、原作はどうなんやろ?カレーニンがめっちゃねちっこくカレーニナを責めたり、キティとリョーヴィンの絡みがもうちょっとあるんかな?2014/06/30