出版社内容情報
恩田えり［オンダエリ］
著・文・その他
新子友子［シンコトモコ］
イラスト
内容説明
「寄席囃子」の仕事って！？厳しい研修時代、そしてＭ‐１グランプリ参戦！柳家喬太郎師匠他、豪華ゲストとのスペシャル対談収録。
目次
第１章 “寄席囃子”って何するの？（マンガ お囃子えりちゃんのある一日；マンガ 落語家さんと寄席囃子 ほか）
第２章 文字で読む『実録シリーズ』（「お姉ちゃんの結婚式」；「有楽町のサンタクロース」 ほか）
第３章 スペシャル対談 皆さんの胸をお借りします！（柳家喬太郎×恩田えり 今宵、師匠の胸を借り、まるなげ対談！；須田泰成×恩田えり “笑い”と“ゆるさ”は人と人を「つなげる」 ほか）
第４章 えりちゃんの解体新書（マンガ ちびっこえりちゃん；えりちゃんの趣味その一、草野球 ほか）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
びすけっと
13
2012年2月刊。著者はNHKラジオのミニコーナーを担当していたことがあるので知っていました。寄席芸人ではなくお囃子なのに表舞台に(ほんの少し)登場するとはどんな方なのだろう？？と思っていたら、この本に出会いました。小三治師匠が言うとおり「宇宙人」であった。ミニコミ誌の会社員から「国立劇場伝統芸能伝承者育成機関寄席囃子コース」(なが＝い)を経て、落語協会へ。唄も歌えて三味線で何でも演奏できて機転も利く･･･舞台裏の芸人として最高だ。写真家？梅佳代さんと双璧の宇宙人と出会った気持ちです。2015/09/09
りつこ
10
もうちょっと踏み込んだ内容なら良かったなぁ。とてもパワフルで魅力的な人なのだけれど、仕事についての話に絞られず、かといって内面にも及ばず…どたばたと表面をなぞっただけなのが残念。もっと寄席や落語会のときの話が読みたかったな。2013/02/18
あさひ．ａ
4
某師匠のマクラの仮想ガチャガチャネタ！ あのレアキャラ扱いのお囃子さんがこの方なんですね。普段は見えない裏方さんの仕事をちょこっと垣間見られる本だと思います。お囃子さんになるまで・なってからの実際のお話は、この方の講演会の模様をのせた某ＨＰの方が詳しく書いてあるとは思うけれども。むしろ、恩田えりさんはこんな人！みたいな本だな、と。奇妙なパワーと根性を持つ愉快な人な印象です。2012/02/22
刷子筆男
3
「寄席や落語会で三味線を弾いてる人」は、あれは誰なんだ？ どうやってなったのだ？ という素朴な疑問に、スッと答えてくれる良書。マンガのパートも混じえて読みやすく、読了に1時間かかりません。まぁ、三味線の師匠の中でも異色の「不思議ちゃん」（だと小生は思っている）、えり師匠だからこそ出せた本だよな～、と思う次第。他の師匠なら企画すら出ないでしょうからね。多くの師匠に重宝＆面白がられるのも頷ける、その特異＆愉快なキャラと、裏に隠された壮絶な努力を十分感じられる、オモロい本です。2013/10/17
ころびなな
3
出囃子っていいなぁって思って、今年三味線を始めた私にはドンピシャな一冊。えりちゃんこれからも頑張れ！！もっと出囃子が楽しくなりました。さらっと読めるし須田さんとの対談も！！私には楽しみ二倍（笑）2012/04/25
