出版社内容情報
兵士たちは伝説となった。シルクロードに抑留された工兵たちの感動秘話
1947年11月のロシア革命30周年までにビザンチン風造り、3階建て1400席の劇場建設にあたった450人余の日本兵捕虜がいた。いま、その劇場はウズベキスタンの誇りとなっている。戦後70年目に蘇る実話
内容説明
ソ連四大劇場の一つとされたオペラハウス、ナボイ劇場。いまもウズベキスタンの誇りとなっている壮麗な劇場を建てたのは、シルクロードに抑留された、若き日本兵捕虜だった。大地震にも耐えた堅牢な造り、美麗な内装。彼らの誇りと意地をかけた仕事は、収容所長をはじめ、現地の人々の心を動かし、語り続けられ、日本人伝説となった。シルクロードに伝説を刻んだ男たち。その埋もれた偉業が、いま初めて明かされる!!
目次
序章 シルクロードの“日本人伝説”
第1章 敗戦、そして捕虜
第2章 抑留、劇場建設へ
第3章 収容所長との交渉
第4章 誇れる仕事
第5章 秘密情報員と疑われた永田
第6章 収容所の恋
終章 夢に見たダモイ
著者等紹介
嶌信彦[シマノブヒコ]
ジャーナリスト。1942年中国・南京市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、毎日新聞社に入社。大蔵省、日本銀行、財界担当、ワシントン特派員などを経て、東京本社経済部を最後に87年毎日新聞社を退社し、フリーとなる。『グローバルナビフロント』をはじめ、数多くの番組で解説者を務めてきた。NPO法人日本ウズベキスタン協会の会長職にもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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