出版社内容情報
ミルトン[ミルトン]
著・文・その他
内容説明
神に反旗をひるがえしたことから地獄へと堕ちたサタンは復讐を誓い、神が新しく創ったという楽園へと向かう。そこで神の寵愛を受ける「人間」を見つけたサタンは、反逆の徴に、禁断の樹の実を食べるようイーブに迫る…。自らの罪を認め、絶望のなかに希望を見出す人間のあり方を描く、17世紀長編叙事詩の最高傑作を漫画化。
目次
地獄への転落
楽園と影
蛇の誘惑と原罪
楽園追放
著者等紹介
ミルトン[ミルトン]
1608~1674。イギリス出身の詩人。清教徒であり共和派の運動家。ケンブリッジ大学で学び、修士号取得後、外国語秘書官となるが、激務のため失明。また革命政権に参与したために投獄されるなど、多くの逆境のなか、口述筆記にて『失楽園』を完成させる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@猫と共に生きる
60
牧師様から勧められたのはもちろん、まんがで読破ではない方だが、本を読む前の知識として読んだ。このシリーズを呼んだのは初めて。他にも色々と出ているが、難しそうなものはこのシリーズを読んでからだと頭に入りやすそう。聖書の内容通りの話。内藤了先生の名言「神はアダムとイブがリンゴを齧った時からとっくに人間を見放している」というのは大当たり!だと思うし、ぐうの音も出ない。悲しいかな、人間・・・2023/12/27
Yamazon2030
58
2020(28) 通信教育のレポート作成のため、失楽園の原文を読む前にマンガで読んだ! 失楽園の全体像が分かり、原文の理解が深まった。2020/05/17
Carlyuke
51
Bookoffで見かけてどんな話なのかなと思いパラパラ見て, その後kindleで読了。だいたい旧約聖書にある話と似通っていたが, 想像で膨らませた部分も含まれているよう。原作のミルトンの物語も読んでみたい気もした。ドレの絵が見られるバージョンや岩波文庫とか。こんな時に読書メーターで皆さんのコメントを読むととても参考になる。2019/07/10
そーま
9
女性がすごく愚かなものとして書かれてる。今こんなの書いたら大変なことになる笑 人間は元々罪を犯したものとして捉えられているんだな2016/02/28
おくてつ
8
まんがで読破を読破するシリーズ。 失楽園といえば、日経新聞に書かれた渡辺淳一の作品をイメージしがちですが、このシリーズになっているのはミルトンの失楽園。 旧約聖書にも描かれているアダムとイブが禁断の実を食べるお話。そのお話を神と堕天使たちを交えて語る。 もう、何が正しいのかよくわからなくなる。2018/09/02