出版社内容情報
バラエティ・アートワークス［バラエティアートワークス］
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内容説明
「光あれ」神の一言で世界ははじまった。天地創造ののち、神は男女一組の人間を造り上げた。月日は流れ繁栄を極めた人間は次第に神の栄光を忘れ、傲慢になっていく。そして神はついに人間を滅すことを決意する。世界でもっとも多くの人に愛され続み継がれている宗教書・歴史書を漫画化。『新約聖書』と併せてお読みください。
目次
プロローグ
天地創造
カインとアベル
ノアの方舟
バベル
アブラハム
ソドムとゴモラ
イサクの犠牲
エサウとヤコブ
エジプトのヨセフ
出エジプト
ヨシュア記
士師記
王の時代
エピローグ
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろき@巨人の肩
102
マンガで聖書読み比べ。まずはユダヤ教唯一の聖典、旧約聖書。内容は天地創造とユダヤ人部族長の物語だが、当時のイデオロギーが現在のものと大きく異なるのを感じる。妬む神と堕落する人間、媒体する預言者。その預言者の神への恐れと忠誠心から垣間見える「契約」の重み。ユダヤ人の思想活動についていけない。一方で物語の最後は、ユダヤ教、キリスト教どちらの視点でも見事。民族の悲願イスラエル王国は、ソロモン王時代に最盛期を迎えた後、国民を優先し異教徒を認めたことで滅亡。神とユダヤ民族が残り救世主の到来を待ち望む。2020/04/06
徒花
99
まあまあ。聖書の内容からいろいろ抜粋しつつまとめたマンガ。コーランとあわせて読んでいたので、いろいろかぶるところ、解釈が異なるところもあってなかなかおもしろい。旧約聖書の解説本は数え切れないほどあるけれど、そのなかでもわりと楽しみながらよみやすいのではなかろうも。このシリーズのなかでは、なかなか画力が高い人が描いているような気がする。2021/12/03
えちぜんや よーた
88
聖書に登場するから主人公といっても、「超偉人伝」みたいな人ばかりではない。たしかに大洪水を預言する人（ノア）や、海を割ったりする人（モーセ）みたいな人もいる。しかし中には兄弟を殺していたり、捨て子であったりと、かなり複雑な育ちの人も多い。文章だけでは分からないドロドロさが、漫画だとよく伝わってきた。昼ドラのモチーフには打ってつけ。2015/07/05
keroppi
76
図書館のリサイクルコーナーで見つけて。旧約聖書の話は、部分的には知っていたが、全体はなかなか読めずにいた。漫画なのでスラっと読めたが、人間ってなんと罪深いのだろうと思ってしまった。傲慢で、嫉妬深く、争い続けている。それゆえ、救いを求め、神を信じるのか。そういえば、旧約聖書を映画化した「天地創造」(1966)も録画したままだったが、観てみようかな。2022/05/23
鱒子
57
kindle 今まで聖書解説本を数冊だけ読んだことはあります。旧約聖書ってアダムとイブ〜モーゼまでは物語として素晴らく面白いと思います。それ以降の流れ(ヨシュア ギデオン サウル ダビデ)で戦記物になると途端に興味が薄れてしまい頭に残らなかったので、本作で補ってもらいました。うんやっぱり まんがで読破シリーズは読みやすく分かりやすいです。2018/09/17
