出版社内容情報
ディケンズ[ディケンズ]
著・文・その他
内容説明
19世紀のロンドン。人間嫌いの老商人・スクルージは、非情で利己的な商売で隣人や商売仲間からも嫌われていた。そんな彼のもとに、かつての相棒マーレイの亡霊が現れて…。格差が広がる産業革命渦中、イギリスの社会的矛盾に挑み、人間の尊厳を描き続けた文豪ディケンズのベストセラー「クリスマス・ブックス」の一編を漫画化。
著者等紹介
ディケンズ[ディケンズ]
1812~1870。イギリス出身。大英帝国絶頂期の国民的作家。ユーモアと哀愁あふれる、生き生きとした人物描写で幅広い読者層から人気を博した。幼少期の貧困の経験や当時の社会情勢を反映し、弱者の視点で社会を風刺した作品が多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
としP
25
「自分1人だけ幸せになれると言う事は無い。人は人を満たすことで自分を満たすことができる。」まさに博愛の心・隣人愛。2017/12/25
かおりんご
23
漫画。クリスマスに合わせて読む。この時期は、クリスマスキャロルを読みたくなる。スクルージおじさんの変容ぷりが、クリスマスらしい。いつか、原文で読んでみたい。2021/12/25
EOEO
17
有名な作品なのであらすじは知ってましたが、クリスマスの時期ということで読んでみました。いい話ですね〜。涙ぐんでしまいました。そんなに簡単に人は変われないかもしれないけど…。お金はもちろん大切だけど、お金を持った上で何を大切にしていくか、ですよね。2023/12/02
なま
14
★★★★☆1843年12月初版。クリスマス、三人の精霊は「マッチ売りの少女」の三本のマッチを思い起こさせたが、こちらは1848年12月初版でアンデルセンの恵まれない母をモデルにしたものらしい。精霊によって過去・現在・未来と見せられた守銭奴のスクルージが改心する話。心を入れ替える展開が早い気もするが、人は人を満たす事で自分を満たす事ができる。まさに「与えよ。さらば与えられん。」雪の小さなひとひらが降り積もるようにスクルージの胸にも優しさが降り積もる。毎日、朝を迎えるありがたさをしみじみ感じます。2017/12/10
ちから
11
歌しか知らなかったけど、本もあるのですね。いい話でした。 人を幸せにする事で、自分も満たされる。と、やなせたかしさんと同じことを書いています。2022/05/27