出版社内容情報
セルバンテス[セルバンテス]
著・文・その他
内容説明
騎士道物語の読み過ぎで妄想に陥った農民のアロンソ・キハーダ老人は、みずからを伝説の騎士と思い込み、痩せ馬のロシナンテと従者サンチョ・パンサを引きつれ、家族や友人の心配をよそに冒険の旅に出る…。自意識や人間の成長などそれまでになかった「個」の視点を物語に盛り込み、「はじめての近代小説」ともいわれる17世紀の傑作を漫画化。
著者等紹介
セルバンテス[セルバンテス]
1547~1616。スペインの作家。下級貴族の次男として生まれる。読書漬けの少年時代を過ごすが、青年時代にはスペイン軍に入隊し捕虜生活も経験する。本国に戻った後、作家活動に入り、後世の文学に多大な影響を与えた。代表作『ドン・キホーテ』は聖書に次ぐ世界的ロングセラー小説である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
251
頭のおかしいお爺さんの話かと思ってたら最後はいいオチで誰も嫌な気持ちにならない締め方で良かった。原作も読んでみたいな。2019/02/24
徒花
126
おもしろかつた。騎士道物語に憧れ、自らも騎士になると、お供を連れてロバにまたがり旅に出る老人の物語。っていうあらすじは知っていたけれど、まさかこんな結末だとは知らなかったので、ちょっと意外だったかも。途中でドン・キホーテが熱く語る、平和な時代に安穏としている人々へ警鐘を鳴らすことこそが、この作品に込められた真のメッセージのように感じた。あと普通にエンタメ作品として完成度が高い。2021/12/23
鱒子
66
kindle 子どもの頃読もうとして挫折したドン・キホーテ。まんがであっさり読ませてもらいました。愚かな狂人の妄想ものがたりだと思っていたのですが……。原作とは違うオチらしいので、いつか原作にリトライ!という気持ちはあるのですが、大長編なのでなかなか手が出せません。2019/03/26
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
54
ドン・キホーテに興味はあったものの、原作は長編なので今まで手に取ることがなかった。今回まんがで読破するシリーズということで読んでみた。騎士道物語に取りつかれたアロンソことドン・キホーテがサンチョとともにロマンを求めて旅に出る物語。ストーリーは十分理解できた。サンチョの「人間体さえありゃまた1から始められるんだから!」やドン・キホーテの「遍歴の騎士の栄光よりも得がたい私の大切なもの(サンチョのこと)」は印象に残る言葉。聖書の次に売れたロングセラーらしいが納得。2019/09/29
ちゃりんこママ
43
何度か原作を読みかけ、親が統合失調症なので辛くなって止めていた。最近、あまり本を読まない息子が読み始めたハード・カバーのドンキ「どうよ?」「面白いよ。面倒だけど。」…そうか、メンドイのは積本になって忘れてしまいそう…と、思っていたら漫画版があったので読む。うーん、読むまでの説明だけでも長くなってしまったではないか!最近の私もドンキ症候群みたいだけど、老いてこそ人生楽しまないとやってらんねーぜ♪2015/05/16
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