感想・レビュー
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双海（ふたみ）
8
富安風生、岸風三楼を師系とし、「俳句は日記」を信条に、日常から詩を掬い上げやわらかな情感をもって俳句に詠みとめていった岡本眸。幾度となく歳時記で見かけた岡本の全句集をようやく迎え入れた。日々を肌理細やかにみつめる眼差しによって生まれた作品は、ゆったりと伸びやかで、人の暮らしの哀歓が読者によりそうように伝わってくる。既刊句集に「『午後の椅子』補遺」を加えた作品4352句を収録。2025/04/19
