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山崎方代の百首
著者等紹介
藤島秀憲[フジシマヒデノリ]
1960年、埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業。1999年の秋に短歌を始め、2001年の夏に「心の花」入会。NHK学園短歌講座専任講師。歌集は『二丁目通信』(現代歌人協会賞、ながらみ書房出版賞)、『すずめ』(芸術選奨文部科学大臣新人賞、寺山修司短歌賞)、『ミステリー』(前川佐美雄賞)、短歌日記2019『オナカシロコ』の4冊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
57
”不二が笑っている石が笑っている笛吹川がつぶやいている” 山梨県甲府市出身 放浪の歌人。大正生まれ。 大昔の人かと思っていた、けれど、歌集”右左口”が昭和49年、穂村弘の”シンジケート”はそのたった16年後2023/07/10
月音
1
名前の通り「生き放題、死に放題」の人生であり、「歌い放題」の人生だったのだろう。推敲のあとを感じさせない自然体でおおらかな作風に不器用にしか生きられない、けれど決して投げやりにはならない、はにかむ笑顔の人を見た。自嘲したり、本心をはぐらかすようなとぼけた歌の底には、言葉にしにくい複雑な感情と悲哀が沈んでいて、歌人が好んだお酒のようにじわじわと効いてくる。クスリと笑って、不思議といつか涙がにじんでいた。尊敬というより、親愛の情がこもった解説もいい。⇒続2023/06/09
わらのいぬ
0
再読2023/04/03