内容説明
淀川長治がその年のアンケートに応えたベスト10とその解説。そして、ベスト5。さらには西部劇ベストやヴァンプ女優、男優ベスト、サイレントベスト……。巻末対談は蓮實重彦氏と「八十年代ベスト」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
justdon'taskmewhatitwas
3
"日曜洋画劇場"に思い出があるからか、ゆりやんの『哀れなるものたち』に感激した先だって、その独特の語り口調を求めて、肉声の文字起こし(偽伯爵との対談)のある本書を読んだ。──小松政夫とは違う切り口で、ゆりやんは先に『BTTF2』の解説を完コピしているが『BTTF』シリーズは全作(年度別の)ベスト10に選ばれていない。2024/07/09
AnmitsuK (うろ覚えムーミン)
1
淀川長治が生前、『キネマ旬報』をはじめとする映画雑誌へ寄稿した文書を集めた書籍である。「日曜洋画劇場」での解説とは打って変わって、作品の良い所・悪い所、監督の上手さ・下手さをズバズバと鋭く批判する姿勢に、新鮮な驚きを味わう。なるほど「解説」と「評論」とはまるっきり違うものなのね。本の中で挙げられて興味を抱いた映画のソフトをamazonのカートに突っ込んだら、破産しそうなほどパンパンになっちゃった。むふふふふ。2018/02/07
がんぞ
1
映画評論の大御所、TV『日曜洋画劇場』の解説者/どれほどの本数を見たことか、おそらく俺の読書冊数より多い。キネマ旬報・恒例、今年のベストテン1948〜97、シネアルバム「私のベスト5」1975〜84。女優ベストテン5位のグレタ・ガルボは27歳で40歳の「忘れられたバレリーナ」の枯れた姿を演じた。ほかにヴァンプ(=妖女=男を喰い殺す女)映画厳選55(作者は女性恐怖症と言っていいが、それにしても怖そう)、映画サイレント映画のベスト55(小学2年生から1人で映画館に通い詰めた…思い出をこめ1,2行の紹介)など2017/06/28
リEガン
1
映画館に行けない頃、ずいぶんとお世話になった「日曜洋画劇場」。リクエストを募って上位作品を明るい時間帯に再放送していたが、おかげ様で「十二人の怒れる男」「ニュールンベルグ裁判」「太陽がいっぱい」「穴」「終身犯」といった名作に出会うことができた。 大人になってからは決して好きな映画評論家ではなかったが、本書を読めば、その存在が日本の映画ジャーナリズムに及ぼした影響の大きさをひしひしと感じる。そして、それはまた現況の疲弊ぶりをも認識させるものだ。 悲しいね。2013/11/12
えちの
0
「おおっ!あの名画がその年の10位とは!」など、興味深かった。一部高尚でついていけない所もあったが、映画好きの教科書のような本だと思った。久々に懐かしい語り口を思い出せて楽しかった。2014/01/31
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