シリーズ自句自解2ベスト100
ベスト100 桑原三郎

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  • サイズ B40判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781411439
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0095

出版社内容情報

◆必読入門書

既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。

代表句が網羅され、それがどのよ…◆必読入門書

既刊句集より自選ベスト100句に解説をつけた入門書。

代表句が網羅され、それがどのように生まれたか知ることができる魅力的な一書。



入門書としては必須アイテムのシリーズです。





◆収録作品より

でで虫は戦場のにほひ花の匂ひ



それまでただ何となく作っていた俳句が、自分自身の思いを込めてこそ本当の俳句であると知ったのは、三十代後半になってからである。すると、ずっと心の隅にひっかかっていた痛みのようなものが途端に句となってぞろぞろ生まれて来た。この句もその一つ。

子供の頃、でで虫(蝸牛)は良き遊び相手の一つであり、そして戦場とは、少年にとってのこの世の果てなるところでもあった。花とは戦死した人達への餞の言葉でもある。

(『春亂』昭和47年)

桑原三郎[クワバラサブロウ]
著・文・その他

目次

自句自解
俳句を作る上で大切にしていること

著者等紹介

桑原三郎[クワバラサブロウ]
昭和8年、埼玉県生まれ。二十代より俳句に親しむ。「馬酔木」「野火」に参加。後、「俳句評論」「渦」同人。「つばさ」創刊時より編集人。昭和57年、同人誌「犀」創刊、代表。第二十七回現代俳句協会賞受賞。現在、「犀」代表。現代俳句協会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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