出版社内容情報
◆夭折の詩人
夜を生きられる者として、夢みるべき時を旅しつづけ、
その背を私が見ていたのは、あなた…◆夭折の詩人
夜を生きられる者として、夢みるべき時を旅しつづけ、
その背を私が見ていたのは、あなただったろうか。
(栞より・十田撓子「蒼の眼を持つ男のこと」)
◆収録作品より
ガラス玉の風景
そこに指紋をつけてはならない
なぜならつけるまでもなく
繊細にどよめき崩れてゆくだけだから
(「意識」より)
森雄治[モリユウジ]
著・文・その他
目次
1(意識;黙示;かまいたち ほか)
2(幽霊;指紋;歴史 ほか)
3(薔薇の時間;追憶;神話)
著者等紹介
森雄治[モリユウジ]
1963年、大阪府生まれ。少年期を吹田市で過ごす。その頃から詩、小説を書き始める。1983年より、愛媛県今治市に移住。1995年1月、病歿(享年31歳)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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