夏のゆくへ―鈴木節子句集 (新装版)

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  • サイズ B40判/ページ数 137p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781410333
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第一句集『夏のゆくへ』(1982年刊)を復刻新装版として刊行

節子さんは開放的な人なので、心の中の喜怒哀楽、身辺…◆第一句集『夏のゆくへ』(1982年刊)を復刻新装版として刊行

節子さんは開放的な人なので、心の中の喜怒哀楽、身辺の出来ごとなどすべてそのまま吐き出して決して粉飾したりしない。それでいながら境涯俳句のようにじめじめしないのは心の奥がからりとしているからであろう。

(序より・能村登四郎)



◆収録作品より

薪束の胴締め寒のにはかなり

立ちくらみしてシクラメン濃さを増す

たんぽぽの絮の一つが部屋に棲む

蛙鳴く田を知つてゐる子の熟睡

寒潮に沿ひ一本の道乾く

物書けとみどりの届く一机あり

いんいんと野を焼く背中ばかり見せ

氷店間口のかぎり海抱いて

正座して大きさ加ふ冬の父

受験子の飲食の影大いなる

序   能村登四郎 1



聖夜劇 昭和四十七年?五十年 9

黒潮 昭和五十一年?五十二年 32

箸立 昭和五十三年?五十四年 71

雪眼 昭和五十五年?五十六年 105



跋   林 翔 139



あとがき 149

復刻新装版のためのあとがき 151

鈴木節子[]
著・文・その他

目次

聖夜劇―昭和四十七年~五十年
黒潮―昭和五十一年~五十二年
箸立―昭和五十三年~五十四年
雪眼―昭和五十五年~五十六年

著者等紹介

鈴木節子[スズキセツコ]
昭和7年4月29日東京に生まれる。昭和27年村山古郷の「たちばな」のちに「季節」に移り同人。昭和32年鈴木鷹夫と結婚。昭和37年「季節」退会。昭和39年石田波郷主宰「鶴」入会。昭和46年「沖」入会、能村登四郎、林翔の指導を受ける。昭和49年「沖新人賞」受賞、同人。昭和59年「沖賞」受賞。昭和62年鈴木鷹夫主宰の「門」創刊に同人参加。平成元年「門賞」受賞。平成17年「沖」同人を辞す。平成25年鈴木鷹夫死去。「門」主宰継承。俳人協会評議委員、日本文藝家協会準会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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