出版社内容情報
◆第九句集
冬に入る遠山ほのと夕茜
『深見けん二俳句集成』以後の作品三〇五区を収録。
ゆ…◆第九句集
冬に入る遠山ほのと夕茜
『深見けん二俳句集成』以後の作品三〇五区を収録。
ゆるぎない客観写生
余情いよいよ深まる
第九句集
◆自選十五句より
穴を出し蟻一匹に庭動く
桜の芽遠くにけむりさくらいろ
杖とめてものの芽にとりまかれけり
春惜む展宏さんの葉書手に
牡丹散る忽ち蟻の走り寄り
胸像のはやくも馴染む茂かな
一人よくしやべる三人夏帽子
未だ街にほてりの残り月上る
朝顔の咲く窓開いて顔覗く
又もどり揚羽はばたく彼岸花
第?章 5
第?章 27
第?章 61
第?章 99
あとがき 117
季題索引 12
深見けん二[]
著・文・その他
内容説明
『深見けん二俳句集成』以後の作品三〇五句を収録。ゆるぎなき客観写生、余情いよいよ深まる第九句集。
著者等紹介
深見けん二[フカミケンジ]
大正11年3月5日福島県郡山市高玉鉱山に生る。昭和16年高濱虚子、17年山口青邨に師事。句集『花鳥来』(第31回俳人協会賞)『日月』(第21回詩歌文学館賞)『菫濃く』(第48回蛇笏賞)など。第13回山本健吉賞・福島県外在住功労者知事表彰。「花鳥来」主宰、「ホトトギス」「珊」「秀」同人。俳人協会顧問、虚子記念文学館理事、日本文藝家協会会員。楊名時太極拳師範(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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