花菜風―園田桂子句集

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 187p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784781410289
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第一句集

呼びし子の跳ねて応ふる冬田晴

子どもの生命感がきらきらと溢れている。こんな純粋な句は、純粋な心…◆第一句集

呼びし子の跳ねて応ふる冬田晴

子どもの生命感がきらきらと溢れている。こんな純粋な句は、純粋な心を持った作者にしか詠めない。

(序より・村上鞆彦)



一箸の飯のひかりや梅雨の明

季節の移ろいに自らを合せて、丁寧に生きているのだと思う。季節と生活を慈しみ、楽しんでいるのだ。

(跋より・津川絵理子)



◆自選十二句より

盲ひたる人の正視や水の秋

木の梢の光輪なして二月来る

舞ひもどる紙飛行機やみどりさす

マクベスの科白続きて梅雨深し

脱ぎて置く媚薬のごとき夏手套

青葡萄しづかに潮満ち来たる

アクセルを踏む残像の寒椿

まんさくやまだ陶工に土固き

蜷の道ダリの時計の刻流る

青梅や父の勘気のありどころ

序・村上鞆彦



? 昭和六十二年―平成十七年 9

? 平成十八年―平成二十年 39

? 平成二十一年―平成二十三年 71

? 平成二十四年―平成二十六年 109

? 平成二十七年―平成二十八年 155



跋・津川絵理子



あとがき

園田桂子[]
著・文・その他

目次

1 昭和六十二年‐平成十七年
2 平成十八年‐平成二十年
3 平成二十一年‐平成二十三年
4 平成二十四年‐平成二十六年
5 平成二十七年‐平成二十八年

著者等紹介

園田桂子[ソノダケイコ]
昭和12年(1937年)鹿児島県指宿市生。昭和62年(1987年)「南風」俳句会入会。平成20年(2008年)「南風」同人。平成28年(2016年)南風賞受賞。俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品