出版社内容情報
◆第一句集
散る花の日毎に色を重ねをり
人生を振り返ってみて、勧められるままにふと始めた俳句でし…◆第一句集
散る花の日毎に色を重ねをり
人生を振り返ってみて、勧められるままにふと始めた俳句でしたが、折々の句を通して、多くの方々と良き縁に恵まれ、楽しく勉強させて頂きながら過ごしてきた年月を幸せに思っております。
(あとがきより)
◆自選十二句
行きずりの浜の焚火に手をかざす
野水仙岬の果てへ咲き溢れ
港町ポルトの夜景春惜しむ
月下美人咲きて人来る宵となり
涼しげに友の舞ひ踏む能舞台
山茶花の咲くより散れること迅し
たそがれも若葉明りの帰路なりし
ささやかな秘め事ありてさくらんぼ
侘助の咲き残りゐて風生忌
落葉舞ふおつかれさまと手を拡げ
雨晴れて梅林の色蘇へり
力まずに傘寿生きなむ大旦
? 平成十三年?十五年 5
? 平成十六年?二十年 37
? 平成二十一年?二十三年 75
? 平成二十四年?二十七年 107
あとがき
伊藤まさ代[イトウマサヨ]
昭和八年一月二十八日生
平成十三年 「若葉」入会
目次
1 平成十三年~十五年
2 平成十六年~二十年
3 平成二十一年~二十三年
4 平成二十四年~二十七年