出版社内容情報
◆第三句集
赤子はやべつぴんさんや山桜
美しい山桜の宿で、庭下駄に下り立って、先生はじめ「晨」の…◆第三句集
赤子はやべつぴんさんや山桜
美しい山桜の宿で、庭下駄に下り立って、先生はじめ「晨」の十名ほどの皆さまと共に、ただ黙って、金剛山に沈んでゆく美事な夕日を眺めたことは、生涯忘れることはないでしょう。
(あとがきより)
◆『金剛』十二句抄より
どこにでも日輪一つあたたかし
さへづりやたうとう落ちし蔵の壁
踏青の二度まで柵を跨ぎたる
耕して大日寺の裏に住む
奥つ城のほかは春田でありにけり
門入ると襖外してゐるところ
網戸より沖の一線濃く見たり
子規の顔生きて一つや望の月
風の鳴るやうに虫鳴くところかな
石蕗の花さかまく波をよそに咲く
? 5
? 49
? 97
? 137
あとがき
草深昌子[クサフカマサコ]
1943年 大阪市生れ
1977年 飯田龍太主宰「雲母」入会
1985年 原裕主宰「鹿火屋」入会
1988年 鹿火屋新人賞受賞
1989年 近松顕彰全国俳句大会文部大臣賞受賞
1993年 第一句集『青葡萄』刊行
『平成俳人大全集』共著
1995年 鹿火屋奨励賞受賞
1998年 深吉野賞佳作受賞
2000年 大峯あきら代表「晨」同人参加
岩淵喜代子代表「ににん」同人参加
2003年 第二句集『邂逅』刊行
現在 「 晨」同人・俳人協会会員
「青草」主宰・カルチャーセンター講師
著者等紹介
草深昌子[クサフカマサコ]
1943年大阪市生れ。1977年飯田龍太主宰「雲母」入会。1985年原裕主宰「鹿火屋」入会。1988年鹿火屋新人賞受賞。1989年近松顕彰全国俳句大会文部大臣賞受賞。1993年第一句集『青葡萄』刊行。1995年鹿火屋奨励賞受賞。1998年深吉野賞佳作受賞。2000年大峯あきら代表「晨」同人参加。岩淵喜代子代表「ににん」同人参加。現在「晨」同人・俳人協会会員。「青草」主宰・カルチャーセンター講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。