出版社内容情報
◆作句の疑問にすべて応えるまぼろしの名手引書
「初学作法」と銘打った通り、これは少々古めかしく行儀のよい俳句作りの…◆作句の疑問にすべて応えるまぼろしの名手引書
「初学作法」と銘打った通り、これは少々古めかしく行儀のよい俳句作りのバイブル。習う人にとっても教える人にとっても無二の友となって貰えると信じている。
(あとがきより)
◆目次より
初学の初心
季感を通して対象を把握すること
季語の重複
季題と季語
何から始めるか
季題見て歩き
俳句に用いる言葉
俳句独特の言葉
題材の発見
表現上の二、三の注意
愛誦される俳句
物の見方
非情な句
品のよい俳句
大胆な句を作る
リズム
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序 句会の作法と平常の心得 9
初学の初心 11
季感を通して対象を把握すること 13
季語の重複 15
季題と季語 17
何から始めるか 19
季題見て歩き 23
俳句に用いる言葉 24
俳句独特の言葉 26
題材の発見 27
表現上の二、三の注意 30
愛誦される俳句 36
物の見方 38
非情な句 41
品のよい俳句 42
大胆な句を作る 44
リズム 47
間ということ 49
造語 53
感じの露わな形容詞 56
互選 58
強調と誇張 60
模倣 63
今日の心 64
突込んだ句 66
教養のある句 69
句評 71
時間をかけて作る 74
具象と抽象 76
芸風 78
そぞろの句 80
余情 84
付け合わせの句 86
対比的叙法 88
並列的叙法 92
譬喩 94
句会の作法 101
鑑賞 112
遊びの境地 116
言葉を生かす 119
格調の高い句 121
存問の詩 124
想の古い句 125
季題が動く 128
季語の定着 129
癖のある句 131
偶然の面白さ 137
題詠と嘱目 140
調子が悪い 142
必然主義 144
客観 149
抽象的描写 151
さわり 153
花鳥に帰る 156
見えて来る目 164
転結 168
助詞 171
漢字と仮名 181
類句 185
言葉との出会い 187
抒情 189
控え目な心 194
写生一途 197
ある限界 200
作り込みすぎぬこと 204
腰を据える 205
添削と推敲 208
添削と推敲の例 210
自然諷詠 216
句会を楽しいものにするために 220
若い作家の養成 221
身辺雑事 223
心の写生 226
創作 227
夢を見る 228
描写 230
一つの写生 233
古い季語 236
心をこめる 240
話し上手と聞き上手 243
観察 244
自信喪失 247
春夏秋冬会 249
裏方 251
写生 253
稽古 254
新年の句 256
極楽の文学 257
あとがき 259
あとがき ふたたび 261
後藤比奈夫[]
本名日奈夫(ひなお)大正6年大阪生まれ。神戸一中・旧制一高を経て昭和16年阪大理学部物理学科卒。昭和27年父夜半につき俳句入門、「ホトトギス」「玉藻」にも学ぶ。同29年より「諷詠」編集兼発行人。同36年「ホトトギス」同人。同51年父の没後「諷詠」主宰。昭和62年より俳人協会副会長。現在、同顧問、日本伝統俳句協会顧問、大阪俳人クラブ顧問、兵庫県俳句協会顧問、大阪俳句史研究会顧問、虚子記念文学館理事、「玉藻」同人会名誉顧問など。日本文藝家協会会員。
句集『初心』『金泥』ほか。兵庫県文化賞、神戸市文化賞、大阪府文化芸術功労者表彰、地域文化功労者文部大臣表彰。第八句集『沙羅紅葉』にて第2回俳句四季大賞受賞。第十句集『めんない千鳥』にて第40回蛇笏賞受賞。平成19年9月兵庫県高齢者特別賞受賞。平成27年4月山本健吉賞受賞。
感想・レビュー
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ミナコ
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