出版社内容情報
◆第二句集
熊鈴が廊下を通る宿の秋
『熊鈴が』と題しましたのは、通読して山の句が多かったことによ…◆第二句集
熊鈴が廊下を通る宿の秋
『熊鈴が』と題しましたのは、通読して山の句が多かったことによります。リュックサックに付けた熊除けの鈴を鳴らしながら、野山を歩き、風景を眺め、鳥や植物や昆虫に出会う。この楽しみのおかげで私の生活も俳句も大きな広がりを持つようになりました。
(あとがきより)
◆自選十句より
剣玉と塗り絵と金魚外は雪
待春のまつ赤なフォード磨きをり
風花の峠越え来て春祭
川渡る蛇身に見惚れ暮の春
湯上りの子のぴかぴかや菖蒲風呂
夏帽を脱げば散髪したてなる
熊鈴が廊下を通る宿の秋
肌寒やともしび映る渋谷川
兎料る別荘番の夫婦かな
一斉に双眼鏡を寒禽に
一 寒 椿 5
二 菊 苗 19
三 百日紅 59
四 荻の風 103
五 花 柊 143
あとがき
児玉 和子[コダマ カズコ]
昭和25年4月13日 神奈川県生まれ
昭和48年 慶應義塾大学文学部卒業
昭和50年 本井英氏の勧めにより作句を始める
昭和51年 勉強会「若藻会」入会
高田風人子師の選を受ける
昭和63年 俳誌「惜春」創刊に参加
平成5年 藤松遊子氏の勉強会に参加
平成18年 「惜春」退会
平成19年 俳誌「夏潮」創刊に参加
夏潮運営委員
平成21年 第一句集『白梅の家』刊行
平成23年 「夏潮」結社賞 第2回親潮賞受賞
平成25年 「 夏潮」別冊『虚子研究号vol.?』に
「『女七人に男一人』試論」発表
俳人協会会員
目次
1 寒椿
2 菊苗
3 百日紅
4 荻の風
5 花柊
著者等紹介
児玉和子[コダマカズコ]
昭和25年4月13日神奈川県生まれ。昭和48年慶應義塾大学文学部卒業。昭和50年本井英氏の勧めにより作句を始める。昭和51年勉強会「若藻会」入会。高田風人子師の選を受ける。昭和63年俳誌「惜春」創刊に参加。平成5年藤松遊子氏の勉強会に参加。平成18年「惜春」退会。平成19年俳誌「夏潮」創刊に参加。夏潮運営委員。平成21年第一句集『白梅の家』刊行。平成23年「夏潮」結社賞、第2回親潮賞受賞。俳人協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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