CAM ON―コダマキョウコ句集

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  • サイズ B6判/ページ数 129p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781408828
  • NDC分類 911.368
  • Cコード C0092

出版社内容情報

◆第一句集

春満月すこしわたしに飽きたころ



これらの句に出会ったとき、あっと驚き、それから、快い…◆第一句集

春満月すこしわたしに飽きたころ



これらの句に出会ったとき、あっと驚き、それから、快い場所に不意に立ったような幻惑を覚えた。なんていうか、とても素敵な音を聞いたときの感じ、あるいはあこがれの色を目にしている感じ、そうした感じがその幻惑にあった。

(跋より・坪内稔典)



◆収録作品より

0.2カラットの春光猫のひげ

サリーのようにまとう夏雲の切れっぱし

スカーフ飛んだ飛んだ蝶の解放区

あおむけに寝て秋冷のヴァイオリン

5ノットほどの舟漕ぐ春の椅子

近況はコスモスときどきアルマジロ

今という表面張力小鳥来る

コンソメキューブぽとん梅三分

サフランライスふわっと春に接岸す

哺乳類サル目ヒト科コダマキョウコ

m?u v?ng 5

m?u tr?ng 15

m?u da cam 25

m?u t?m 37

m?u x?m 51

m?u h?ng 63

m?u n?u 79

m?u ?en 91

m?u ?? 105



跋・坪内稔典



あとがき

コダマ キョウコ[コダマキョウコ]
(児玉恭子)

1948年兵庫県生まれ
「青玄」を経て「船団」「球」所属
現代俳句協会会員

目次

m`au v`ang
m`au trang
m`au da cam
m`au t´im
m`au x´am
m`au hong
m`au n^au
m`au den
m`au do

著者等紹介

コダマキョウコ[コダマキョウコ]
児玉恭子。1948年兵庫県生まれ。「青玄」を経て「船団」「球」所属。現代俳句協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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a.

1
自分自身や身のまわりのなにげないもの、それら概念みたいなものを、ふっと飛び抜けていくような、軽やかな印象がありました。とくに好きだった俳句をいくつか挙げます。→春昼のロボットの影わたしの影/冬虹の生まれるところまで走る/ぎゅっとレモン心のすみにテロリスト/「ではまたね」助動詞みたいに紋白蝶/ぶらんこを漕いで世界史は未完成/さくらさくらブエノスアイレスまでさくら/月も来てキッチンという駅にいる/写しても写してもススキは横顔/星とんで星の匂いの化粧水/10号の裸婦に10号の月光/寒冷前線あなたの眉の描き方2017/02/11

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