内容説明
高濱虚子・山口青邨を師とし、虚子の唱えた客観写生・花鳥諷詠を生涯をかけて実践する俳人深見けん二の俳句集成。俳句への揺るぎない信念と真率な思いにつらぬかれた作品は、高雅にして雄渾、その内に「もののあはれ」の深い余情を湛える。既刊八句集に「『日月』以後」、「『菫濃く』以後」を加え作品2960句を収録。
目次
第1句集 父子唱和
第2句集 雪の花
第3句集 星辰
第4句集 花鳥来
第5句集 余光
第6句集 日月
第7句集 蝶に会ふ
第8句集 菫濃く
『菫濃く』以後
わたしの昭和俳句
高濱虚子句集『遠山』解説