目次
白梅や老子無心の旅に住む
日日いらだたし炎天の一角に喇叭鳴る
階下の人も寝る向き同じ蛙の夜
蛾のまなこ赤光なれば海を恋う
曼珠沙華どれも腹出し秩父の子
木曾のなあ木曾の炭馬並び糞る
魚雷の丸胴蜥蜴這い廻りて去りぬ
青草に尿燦燦敵機来る
古手拭蟹のほとりに置きて糞る
被弾のパンの樹島民の赤児泣くあたり〔ほか〕
感想・レビュー
-
- 電子書籍
- オオカミの住処 分冊版(13)
-
- 電子書籍
- 林の中の家 講談社文庫




