内容説明
本書では、ブロック共重合体のモルフォロジーと自己組織化挙動、薄膜の物理、種々の合成法、顕微鏡法および散乱法によるミクロ相分離構造の解析方法に関する最新の情報を含めた知見を、この分野の第一人者の方に執筆をお願いして、体系的にまとめた。
目次
第１章 ブロックコポリマーの物理（ブロックコポリマーの相転移およびそのダイナミックス；ブロックコポリマーの粘弾性挙動；ブロックコポリマー薄膜の物理；ブロックコポリマーの誘導自己組織化；ブロック共重合体自己組織化のシミュレーション技術）
第２章 ブロックコポリマーの合成技術および基板創製技術（アニオン重合；リビングラジカル重合；誘導自己組織化のための基板創製技術）
第３章 ブロックコポリマー自己組織化構造の測定技術（透過型電子顕微鏡；原子間力顕微鏡；小角Ｘ線散乱・斜入射Ｘ線小角散乱法を用いた高分子ブロック共重合体の構造解析）
第４章 ブロックコポリマーの自己組織化の応用・展望（フォトニッククリスタル；有機太陽電池への応用に向けた半導体ブロックコポリマーの合成；自己組織化リソグラフィの電子・光学デバイスへの応用；ブロック共重合体による燃料電池電解質膜の高分子設計；散乱法による薬物送達用高分子ミセルの精密構造解析；ブロック共重合体のバイオマテリアルへの応用；結晶性ブロックコポリマー）
