鳥―優美と神秘、鳥類の多様な形態と習性

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  • サイズ B6判/ページ数 492,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781305226
  • NDC分類 488.1
  • Cコード C0045

内容説明

鳥類は見る者を喜ばせてくれる。鳥類はどこにいても私たちを楽しませてくれる。さらに、鳥を注意深く観察していると、私たち自身や世の中のことが見えてくる。

目次

第1部 一味違う生き方(空を飛ぶことの光と影;鳥の生い立ち)
第2部 登場人物(登場人物の把握―分類は不可欠;世界の鳥類―顔ぶれ紹介)
第3部 鳥の暮らし(大食漢;世界を手中に;ロマンスと狼藉―鳥の繁殖生態;家族と友人;鳥の心)
第4部 鳥と私たち(鳥と生き、鳥から学ぶ)

著者等紹介

タッジ,コリン[タッジ,コリン][Tudge,Colin]
ケンブリッジ大学で動物学を学び、サイエンス・ライターとなる。『ニューサイエンティスト』誌の特集記事担当編集者を経て、BBCのドキュメンタリー制作に携わる。現在は執筆活動に専念する傍ら、定期的に講演なども行なっている。ロンドンリンネ協会の特別会員で、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス哲学センターの客員研究員の肩書きをもつ。食料や農業の問題にも熱心に取り組んでいる。英国オックスフォード在住

黒沢令子[クロサワレイコ]
東京生まれ。鳥類生態学研究者、翻訳者。上智大学英文科卒。米国コネチカットカレッジで動物学修士、北海道大学で地球環境学博士を修得。現在は、NPOバードリサーチの研究員の傍ら、翻訳に携わる。研究対象は、鳥の生息環境との関わりと、身近な鳥であるカラスやスズメ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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だいだい(橙)

13
やっと読み終えました。2010年代に出た本なので、鳥類の分類はいまややや古いものになっていますが、それ以外は事実を興味深い筆致で描いたものなので、十分楽しめました。「鳥に心があるのか」という考察は「心とは何か」の定義から入るので、見る人の考え方によって左右されること。各種の実験によって心が「ある」ように見えるのは単なる条件の学習成果かもしれないということ。ただし、高度な社会生活を行っている種は、おそらく心が「ある」と言っていいのでは、という観点。まだまだなぞは尽きません。2025/05/06

kubottar

12
ツバメ等の渡り鳥はなぜ誰にも教えてもらってないのに越冬の為に、数千キロを飛んでいくのか・・?その旅のうち半数が死ぬというのに、本当に不思議だ2013/05/21

7
本書を読んだ後、あなたの鳥を見る目が変わる。鳥類の専門家がボリュームたっぷりに書き上げた力作は、鳥への学究愛に溢れつつ、彼らの多種多様なエピソードから私たち自身の行動原理をも暗示してくれる。あなたが鳥類に見入る時、鳥類もまたあなたを覗いているのだ。2019/04/29

yooou

6
☆☆☆★★ 鳥類の多様性という点ではとっても興味深い内容でしたが、如何せん冗長すぎ。他の章で同じ鳥のエピソードが被ってくるのはどうしたもんかと思いましたよ。2014/03/16

めめ

5
第四部まであるけれど、私は一番最初の第一部が一番面白かった。知らなかったことばかり書かれてあって、「へー、ほー。」と感心しながら読んだ。また、文章だけで説明する事の上手さ、素人への説明の上手さを感じた。わかりやすい文章。「歯とそれを支える重い骨は、角質の嘴に置き換えられている」「筋肉と血液と骨を羽に換えた鳥の尾羽」「鳥の羽は、断熱、ディスプレイ、飛行の三機能を担っている」2013/05/21

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