内容説明
強誘電体は強誘電性を持つとともに、焦電性も圧電性も合わせもっており、また強誘電体においては通常これらの性質の大きさを示す定数も大きい。このようなわけで強誘電体は優れた焦電材料、圧電材料、誘電材料(キャパシタ材料)として広く用いられる。本書では強誘電体の単結晶、セラミックス、高分子フィルム、薄膜、液晶、コンポジットの製造法ならびにその特性と評価法について述べ、誘電性、焦電性、さらに光学的特性を応用したデバイスについて述べる。
目次
1 材料の製法、特性および評価(酸化物単結晶の育成と評価;強誘電体セラミックス;高分子材料;薄膜;強誘電性液晶;コンポジット)
2 応用とデバイス(誘電応用;圧電応用;焦電・光学応用;記憶・記録・表示デバイス)
3 新しい現象および評価法(新しい材料、製法および評価法)
著者等紹介
塩嵜忠[シオサキタダシ]
(現)奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科演算・記憶素子科学講座教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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