出版社内容情報
南半球の大陸オーストラリア。1788年以降、英国の植民地としてヨーロッパから移民を迎え、金鉱開発と羊毛貿易によって成長。1901年に建国した。戦後は白豪主義を転換してアジア諸国と結びつき、21世紀は多民族国家として存在感を示している。本書は、英帝国や日本、アメリカ、中国と対峙しながら、豪大陸が国家形成する成長物語である。旧版を刷新し、料理・観光のコラムを追加。「理想社会」の成功と挫折を活写する。
内容説明
南半球の大陸オーストラリア。1788年以降、英国の植民地としてヨーロッパから移民を迎え、金鉱開発と羊毛貿易によって成長。1901年に建国した。戦後は白豪主義を転換してアジア諸国と結びつき、21世紀は多民族国家として存在感を示している。本書は、英帝国や日本、アメリカ、中国と対峙しながら、豪大陸が国家形成する成長物語である。旧版を刷新し、料理・観光のコラムを追加。「理想社会」の成功と挫折を活写する。
目次
第1章 揺れる自画像とアイデンティティ
第2章 理想社会の建設―白豪主義とアジア系労働者問題
第3章 ヨーロッパの帝国主義に翻弄される―英帝国の敵
第4章 日本問題の登場―対外脅威と安全保障
第5章 国連外交と冷戦の戦士―大国政治への関与と挫折
第6章 多文化ミドルパワーの国家像―ベンチャー型中小企業国家
第7章 米中新時代―新たな大国関係のはざまで
著者等紹介
竹田いさみ[タケダイサミ]
1952年東京都生まれ。上智大学大学院国際関係論専攻修了。シドニー大学、ロンドン大学留学。Ph.D.(博士、国際政治史)取得。獨協大学名誉教授、同大学院講師。専門は海洋安全保障、東南アジア・インド太平洋の国際関係、海洋と海賊の世界史。著書『移民・難民・援助の政治学』(勁草書房、1991、アジア・太平洋賞特別賞受賞)『世界史をつくった海賊』(ちくま新書、2011、国際理解促進図書優秀賞受賞、山縣勝見賞特別賞受賞)『世界を動かす海賊』(ちくま新書、2013、山縣勝見賞特別賞受賞)など
永野隆行[ナガノタカユキ]
1967年茨城県生まれ。上智大学大学院国際関係論専攻修了。ウェールズ大学、ロンドン大学政治経済大学院(LSE)留学。博士号(国際関係論、上智大学)取得。獨協大学外国語学部教授。専門はオーストラリア外交史、国際政治史。オーストラリア学会代表理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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