出版社内容情報
月刊ヴィジュアルダーマトロジーの人気連載を単行本化.皮膚病理所見用語の定義と本当の意味を知り,使いこなすための教書.
月刊ヴィジュアルダーマトロジーの人気連載を単行本化.皮膚科医が知っておくべき病理所見用語の定義と本当の意味を知り,使いこなすための教書.著者自身が描く,理解を大幅に助ける,美麗かつ詳細なイラストにも注目.
【著者紹介】
今山修平クリニック&ラボ 代表
内容説明
好酸球浸潤、巨細胞、空胞変性、萎縮…「なんとなく」が「はっきり」にかわる。著者入魂の精緻なイラストが語る皮膚病理の決定版。
目次
1 炎症の担い手:浸潤細胞(形質細胞;好中球(多核白血球)(限局性の浸潤;びまん性/限局しない浸潤)
肥満細胞
リンパ球 リンパ球様/単核球/小円形細胞湿潤
好酸球
単球/貧食球/組織球(1)急性の浸潤
単球/貧食球/組織球(2)浸潤後、長く経過
単球/貧食球/組織球(3)巨細胞)
2 表皮に現れる変化(錯角化/不全角化;水疱;棘融解;封入体;穿孔/穿孔性皮膚病;海綿状態;コロイド小体/シバット小体/衛生細胞壊死;ポートリエ微少膿瘍)
3 表皮・真皮接合面に現れる変化(空胞変性/変化、液状変性;接合部皮膚炎(1)帯状浸潤/苔癬様反応
接合部皮膚炎(2)帯状浸潤のスペクトラム
接合部皮膚炎(3)空胞型
色素失調
メラノーシス/色素沈着)
4 真皮から皮下に現れる変化(血管周囲性細胞浸潤/上着の袖のような;フィブリノイド物質/沈着;好酸球の間質湿潤/炎のような形;繊維化/硬化/ヒアリン化/硝子化;肉芽腫(1)類結核肉芽腫
肉芽種(2)柵状肉芽腫
脂肪織炎 小葉型/隔壁型
萎縮)
著者等紹介
今山修平[イマヤマシュウヘイ]
1975年九州大学医学部卒業。1976年九州大学大学院医学研究科解剖学。1980年九州大学付属病院皮膚科助手。1986年Yale University。1988年九州大学付属病院皮膚科講師。2001年国立病院九州医療センター皮膚科・アレルギー科医長。2007年今山修平クリニック&ラボ代表。現職、今山修平クリニック&ラボ代表、九州大学非常勤講師(解剖学)、久留米大学非常勤講師(解剖学)。1985年日本皮膚科学会賞(皮膚微小血管とその周皮細胞の機能の研究)、1993年日本臨床電子顕微鏡学会学術奨励賞(細胞表面に発現される分子の局在と機能の研究)等、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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