出版社内容情報
『細胞工学』の人気連載が待望の単行本化.著者が古今東西の生命科学者たちの伝記を紐解き,彼らの内面と生きざまに迫る一冊.
『細胞工学』の人気連載が待望の単行本化.阪大医学部教授で自他ともに認める伝記好きである著者が,古今東西の生命科学者達の伝記を紐解き,彼らの内面と生きざまに迫る.人生ドラマを楽しむうちに,生命科学の重要な発見の経緯まで頭に入る一冊.
【著者紹介】
大阪大学大学院 生命機能研究科・医学系研究科 教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
164
生命科学者の伝記とあったがある程度専門的な知識がないと難しいなと思った。しかし科学者の生き様は面白く読めた。2015/04/25
zoe
18
医学に繋がる研究。最後にまとめておられるのは、研究者へのメッセージ。独創性、一貫性、協調性、偶然性、人間性が重要かなということ。2022/12/18
hoco
9
本書は、医者であり生命科学の研究者である仲野徹が紹介する生命科学者の伝記です。高校と大学の教養程度の生物学の知識しか持ち合わせていない私は、聞き慣れないことばが多く、科学読み物としては半分もその楽しみを享受していませんが、科学者の人生を読むことに関しては十分に楽しめます。特に好きなのは、オズワルド・エイブリーとリタ・レーヴィ=モンタルチーニです。前者は弟子が書いた伝記、後者は自伝で、そのタイトルは「美しき未完成」ふたりの科学者の、科学への真摯な態度は傑出して美しいです。2020/10/04
ロッシ
5
生命科学者に特化したブックガイドである。紹介されている書籍18作品のほとんどは、品切れか絶版になっている。しかし、全て読んでみたいし、手元に置いておきたい。アマゾンで中古品の値段を調べてみたが、どうも手を出せそうにない。仕方がないから図書館で借りるだけにとどめよう。うーむ、嬉しいかな悲しいかな、さらに読みたい本が増えてしまった。2012/09/10
Reee
4
生命科学に絞った伝記の書評本。うーん、この分野好きだなぁ。大学で多少かじっていても研究者ではない自分にはハードルが高い本も見受けられる。。けど全部読みたい。絶版もあるけどAmazon探したら見つかるかな。これだけ読者をワクワクさせる書評を書けるんだから、HONZの目にとまるわけだ。2015/01/30