百年の憂鬱

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百年の憂鬱

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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784780801842
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

物書き業の傍らゲイバーを経営する義明の前に二十歳の美少年ユアンが現れる。お互いを傷つけ貪り合う恋。そして終止符が──。

物書き業のかたわらに週一回、ゲイバーを経営している義明。作家としてはすでに書きたいテーマを書き尽くしてしまった感を覚え、気鬱な日々を過ごしていた彼の前に、弱冠二十歳のハーフの美少年、ユアンが現われる。自分への無垢な好意に、暗い情動を突き動かされる義明。当然のように二人は関係を持つ。突然の僥倖に淫する義明だったが、彼には長年のパートナーがいた。
27年の年の差を埋めるように、すべてを欲しがるユアンと、そんな恋愛感情は長くは続かないことを知っている義明。若者のストレートな純愛と老獪な中年の恋愛は当然激しくぶつかり合う。
「どうやったって過去は手に入れることはできないよ」
「いや、俺は全部欲しい」
お互い傷つけ合い、貪り合うような恋。そしてついに終止符が訪れる──。

「これが男と女だったら、そこまで互いを追いつめたりしない気がするわ」(本文より)

【著者紹介】
伏見 憲明
作家。2003年、初の本格小説『魔女の息子』(河出書房新社)で第40回文藝賞を受賞。著書に『団地の女学生』(集英社)、『欲望問題』(ポット出版)、『男子のための恋愛検定』(理論社/現在はイースト・プレスより発行)、『さびしさの授業』(理論社/現在はイースト・プレスより発行)ほか多数。
伏見憲明サイト◎http://www.pot.co.jp/fushimi/

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いちの

7
ストーリー展開は分かるような分からないような話でしたが、文章を書くのがとても上手だと思いました。ユアンの独特な言葉選びや、綺麗にまとめすぎたレポートなど、それを見た/聞いた主人公がどう感じたか、よく伝わってきます。ただ主人公があまりにも自分勝手で、少しだけ嫌な気持ちになりました。コメント欄に2つ気に入った部分を引用します。2022/08/05

ジョバンニ

4
生きることの苦しみとか、歳を重ねる寂しさとか、じっくり考えずにはいられない。過去は変えられないけど、未来を変えるのも簡単ではないんだなあ。ほんと人間って不思議な生き物だ…。2015/03/15

Ti:nə

4
『さようなら、オレンジ』を読んだ後だったこともあり、日本社会で生きるハーフの若いゲイの苦しみは、想像するだけで胸が痛い。人間関係とは、恋愛とは…、つねに人のぬくもりを感じる小説。みんなにおススメ。2014/01/20

あまりりす

4
すごく良かった。これぞ恋愛小説!といった感じがしました。重苦しく、切ない。最後のやり取りがまた、たまらなかったなぁ。私には絶対に理解し得ない世界の話であるはずなのに、深いところに刺さって共感できる感じ。松川翁の昔語りも楽しめました。セクシャルマイノリティとして生きるというのがどういう事なのか、私には想像もできないけれど、せめて偏見は持たないようにと改めて思いました。面白かったです!2013/03/08

くっく

4
47歳と20歳の男同士の恋の物語。前者の一人称語りのため、なかなか中年主人公の振りかざすエゴイズムに共感しづらかった。とはいえ、夫婦を超えたパートナーシップとはどんなものなのか、深く考えさせられた。2012/08/15

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