出版社内容情報
明治維新の功労者といわれながら、西南戦争に敗れてちった「最後の武士」西郷隆盛とはどんな人物だったのか。その実像にせまります。西郷隆盛は、1827年、薩摩藩の下級武士に生まれました。7人兄妹の長男として西郷家をささえ、薩摩藩のために身をつくしますが、二度にわたって島流しにあいます。
倒幕をめぐってはげしくゆれ動く幕末の世の中で、西郷は禁門の変や薩長同盟、江戸城明けわたしなどで重要な役割をはたしました。
新政府の中心人物として、数々の改革を実現した西郷でしたが、「征韓論」で下野したのち、西南戦争で城山のつゆときえました。
最新研究をもとに、「最後の武士」といわれた西郷隆盛の実像にせまります。
<小学上級から すべての漢字にふりがなつき>
はじめに
1 薩摩のために役立つ
2 2度の島ぐらし
3 幕府をたおす日々
4 最後の武士の生きる道
西郷隆盛の年表
西郷隆盛をめぐる歴史人物伝
楠木 誠一郎[クスノキ セイイチロウ]
著・文・その他
佐竹 美保[サタケ ミホ]
著・文・その他
内容説明
―おいが遅刻することより、正袈裟を助けるほうが大事じゃ。子どものころ、こまっている仲間がいればすぐに助け、おなかをすかせているきょうだいには、自分が空腹でもごはんを分けてあげた西郷隆盛。18歳で役人になると、農民のためにつくし、藩に意見書を提出しつづけました。そして、藩主島津斉彬に才能を見いだされ、維新の嵐がうずまく江戸へと向かいます。小学上級から。
目次
1 薩摩のために役立つ(武術をすて学問を;郡方書役助 ほか)
2 2度の島ぐらし(奄美大島の日々;寺田屋事件)
3 幕府をたおす日々(池田屋事件と禁門の変;薩長同盟と長州征伐 ほか)
4 最後の武士の生きる道(在野の男;留守政府と征韓論 ほか)
著者等紹介
楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県生まれ。「タイムスリップ探偵団」シリーズ(講談社青い鳥文庫)のほか、『日能研クエスト 歴史人物伝 西郷隆盛』(講談社)など、多くの著書がある。大学卒業後に歴史雑誌の編集者となる
佐竹美保[サタケミホ]
1957年、富山県生まれ。SF、ファンタジーを中心に幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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