内容説明
「たまらんなあ―気分も貯金も」コロナ禍の鬱屈さえ言葉の達人の手にかかると笑いを誘う。著者いわく「行くな来るなジッとしていろ。そんな毎日だからこその閉じこもりから生まれた笑える思いつきの数々」。哄笑、苦笑、微笑…さまざまな笑いをともないつつ、日本語って、こんなにおもしろいのかと思わされること、請け合い。
目次
まえがきがわりのお誘い―私の思いつきと遊びませんか
1 それでは―「二階から目薬、地下室から座薬」
2 いよいよ―「遊ぼ。遊ぼうよ」
3 どんどん―「雨に濡れ 青空行きのバスを待つ」
4 またまた―「赤鬼が泣いているので来年の話を」
5 のりのり―「カツシカ ア ホクサイ」
6 めくして―「日常茶飯事に酒も加えたい」
課外授業―都合のよい思い出
物書き擬きのあとがき―お楽しみいただけましたか
著者等紹介
伊奈かっぺい[イナカッペイ]
1947年青森県弘前市生まれ。本名、佐藤元伸。青森を拠点に、方言詩、エッセイ、作詞、イラストを手がけるマルチタレント。ラジオ出演・トークライブも数多く、日本テレビ「かっぺい&アッコのおかしな二人」(1986~88年)ではレギュラーをつとめた。2007年に青森放送局を定年退職した後は、同局のラジオパーソナリティをつとめつつ、さまざまな場面でいよいよ多才ぶりを発揮している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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けんとまん1007
41
久しぶりに眼にした。伊那かっぺいさんの名前。まさしくおもちゃ箱でき綴り方教室。ここまで、ダジャレ的センスで押しまくられると、それはそれで、スッキリする。こんな風な、言葉遊びができると、気分転換になる。2023/06/14
あきひと
5
産経新聞東北版に連載された「言葉の贅肉」から。まえがきの中にあった「スキーをやり始めて35年になります。”わあ教えて教えて‼”止めて34年になりますけど…」が面白くて読み始めたが、上げ足取りや大きな勘違いの言葉遊びが続き、最後のほうでは、ちょっと毒にやられて食傷ぎみ。一言添えた挿絵はプロっぽい。2024/04/18
越部社長
3
言葉の響きからの連想と悪ノリで遊び尽くす雑文集。成る程と膝を打つ言葉もあれば、意味がわからない言葉もあるが、そもそも深い意味なんてないのだから、ただ面白がって読み飛ばせばよいのだろう。2024/05/03