出版社内容情報
中途視覚障害者の「私」と作家たちが描いた視覚障害者像。近現代作家たちが描いた視覚障害者像を点描した。見えないことはハンディだが
おそらく決定的ではない
音で表す色があれば
心の波動は言葉が伝える
文学が抒情でなくなる
はじめに 3
尾崎紅葉 「心の闇」 10
国木田独歩 「女難」 17
小泉八雲 「耳なし芳一の話」 25
夏目漱石 「夢十夜」の第三夜 33
徳田秋声 「盲人」 41
永井荷風 「深川の唄」 49
泉 鏡花 「歌行燈」 58
森 ?外 「山椒大夫」 65
武者小路実篤 「その妹」 73
正宗白鳥 「牛部屋の臭ひ」 82
芥川龍之介 「戯作三昧」 90
谷崎潤一郎 「盲目物語」 98
島木健作 「盲目」 107
北條民雄 「いのちの初夜」から「眼帯記」へ 116
壺井 栄 「大根の葉」 124
川端康成 「盲目と少女」 132
太宰 治 「盲人独笑」 140
内田百? 「残月 柳検校の小閑」 148
平林たい子 「施療室にて」から「盲中国兵」へ 156
林 芙美子 「盲目の詩」 164
山本有三 「無事の人」 171
舟橋聖一 「女めくら双紙」 179
有吉佐和子 「地唄」 188
曽野綾子 「二十一歳の父」 196
水上 勉 「盲目」 203
城山三郎 「盲人重役」 212
井上ひさし 「藪原検校」 219
宮尾登美子 「藏」 227
デビット・ロペティ 「いちげんさん」 236
石原慎太郎 「再生」 245
?林 正夫[タカバヤシ マサオ]
著・文・その他
内容説明
見えないことはハンディだがおそらく決定的ではない。音で表す色があれば心の波動は言葉が伝える。文学が抒情でなくなる。
目次
尾崎紅葉「心の闇」
国木田独歩「女難」
小泉八雲「耳なし芳一の話」
夏目漱石「夢十夜」の第三夜
徳田秋声「盲人」
永井荷風「深川の唄」
泉鏡花「歌行燈」
森鴎外「山椒大夫」
武者小路実篤「その妹」
正宗白鳥「牛部屋の臭ひ」
芥川龍之介「戯作三昧」
谷崎潤一郎「盲目物語」
島木健作「盲目」
北條民雄「いのちの初夜」から「眼帯記」へ
壺井栄「大根の葉」
川端康成「盲目と少女」
太宰治「盲人独笑」
内田百〓(けん)「残月柳検校の小閑」
平林たい子「施療室にて」から「盲中国兵」へ
林芙美子「盲目の詩」
山本有三「無事の人」
舟橋聖一「女めくら双紙」
有吉佐和子「地唄」
曽野綾子「二十一歳の父」
水上勉「盲目」
城山三郎「盲人重役」
井上ひさし「藪原検校」
宮尾登美子「藏」
デビット・ロペティ「いちげんさん」
石原慎太郎「再生」
著者等紹介
〓林正夫[タカバヤシマサオ]
1948年静岡県生まれ。1967年静岡県立静岡高等学校卒業。1969年大阪府立盲学校(現大阪府立大阪南視覚支援学校)理療科専攻科入学。1972年同校卒業。1975年佛教大学通信教育学部初等教育学科入学。1977年同大学初等教育学科修了。その後、大阪府立茨木養護学校(現大阪府立茨木特別支援学校)勤務を経て、大阪市立盲学校(現大阪府立大阪北視覚支援学校)勤務。2009年同校退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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