内容説明
「私はもうボランティアしにいくという感覚ではないんです」「交流を通じた支援がいま必要です」人とコミュニティによりそった5年間。
目次
第1章 支える(プロジェクトを立ち上げる―命の尊厳のために;復興支援を支援する;「善きこと」の交換、分配、共有―「コミュニティ支援」を概念から考える)
第2章 交流する(気仙沼・大島交流プログラム;陸前高田交流プログラム;南三陸交流プログラム;石巻交流プログラム;いわき交流プログラム;新宿交流プログラム・東久留米交流プログラム;学生支援局Three-S)
第3章 学ぶ(町民が主役の生活支援員制度;目に見える復興、目に見えない復興;復興の先を見据えて)
第4章 つなぐ(復興支援ってなんだ・学生座談会―始めたきっかけ、続ける理由、そしてこれから)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書メモ
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つい最近も浜通りの方で大きな地震が起きた。そのことが契機で本書を手に取った。復興が行なわれるに当たり、瓦礫の撤去や建築服の再建といったいわゆる物質的な援助は不可欠だ。だが、この本を通して気付いたのは、それはあくまで前提に過ぎないということ。本質は人々のケア。これは短絡的に震災で負った傷を、という意味にとどまらない。すなわち、そこで生きる人々がいかに以前と同じような気持ちで生活が出来るか。そこに重点が置かれる。だが、実際には恐怖感は払拭し得ないであろう。あくまでも復興の対象は人なのだと実に痛感した。2016/12/05
こ~じぃ。。
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大学なら後輩に引き継ぐことで息の長い支援が可能。。2016/05/14