内容説明
子どもとすごした日々は、時がたつにつれてぼんやりとしてきます。しかし、お話は残ります。子どもが大きくなってからでも、二人でいっしょに作ったお話を語れば、そのお話を作っていたころに戻ることができます。
著者等紹介
原正和[ハラマサカズ]
1972年、愛知県生まれ。東京都立大学経済学部卒業。サラリーマンをしながら、童話作品を発表している。日本児童文学者協会会員。同協会、子どもと平和の委員。2009年、童話「清十の花」により第24回国民文化祭・しずおか、児童文学部門最優秀賞を受賞
原知子[ハラトモコ]
2006年、東京生まれ。2014年に作ったお話「ふしぎなペン」が、おはなしエンジェル子ども創作コンクール、幼児・小学生低学年の部にて銀のおはなしエンジェル賞に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Heart
18
『月の砂漠をさばさばと』のような雰囲気で、優しくてホッコリ癒された。(’-’*)♪『4月 花いっぱいの庭』『12月 ポケットうさぎ』この2つのお話しが特に素敵なお話だった*原正和さんの娘さんの可愛らしいイラストにも癒されました。(*´ー`*)♥2016/04/17
菱沼
0
どれもちょっと以外で、ちょっと楽しい話ではあったけれど……。新年にはみんなでぎゅっとする、という話。あれは、「お父さん」の実家に行ってのお正月の話なのだなと思った。「家族」というけれど、作者にとって、妻の両親は家族の中にはいないのだ。ほのぼのとした物語の背景には、寒々とした家族主義がほの見える。そのひとりよがりに作者が気づいたら、もっと話は深くなるのではないかと思った。2016/07/01
あんころもち
0
小学生になったばかりの女の子に、お父さんが毎月ひとつお話をする、というもの。娘さんとのエピソードから着想を得た話も多いのだそう。子どもの背中をそっと押してくれるお話達に、お父さんの愛情をたっぷり感じます。挿娘さんが描かれた挿絵がまた素敵。2025/02/09
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