内容説明
身分にとらわれない志願の軍―高杉晋作が奇兵隊を思い立ったとき、封建制打倒の革命がはじまった。
著者等紹介
吉村康[ヨシムラヤスシ]
1939年生まれ。大阪市立大学経済学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まつ
3
ここ五年間、年のはじめに三好徹の高杉晋作を読んでいたが、今年は違う著者のものを読むことにした。上巻は四国連合艦隊との談判の前まで。これまで数冊読んだ高杉晋作の評伝、小説とはまた少し違った解釈の小説であるように思った。架空(?)の登場人物が幾人か加わっていて、時代背景が分かりやすくなっている。また、海軍修行の航海ののち晋作が江戸からの帰郷の際に水戸や信州、福井をまわるが、その途中で急遽長州に帰る青年を預かる話が加わったのは、晋作が横井小楠の所に長居しなかった史実に著者が違和感を持ったからではないかと感じた。2019/01/13
バリバリブーン
0
酷かもしれませんが、高杉晋作といえば、どうしても司馬 遼太郎 氏の作品と比較してしまいます。 比較すると全体に大人しい感じで、あまり印象に残らない作品でした。 文章的にはこちらの方が読みやすいと思います。2014/08/01