著者等紹介
青山淳平[アオヤマジュンペイ]
1949年山口県下関生まれ。愛媛の県立高校の教員のかたわら執筆活動。国家と個人のあり方をみつめた著書多数。『人、それぞれの本懐―生き方の作法』(愛媛出版文化賞、社会思想社)などの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sab
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現実の事件を調べたのが随分前だったのでどれくらい依拠しているのかはこれからまた調べるが、事件の展開自体がドラマチックだったのでそれをなぞる展開もまたドラマチックなものになる。あの事件をフィクショナライズして読ませるものになっている。だが感じるのは脚色部分が些か弱いと思う。ヒロイン的に登場する女性と亀岡という人物の立ち位置がダブるので、後者はいらないだろう、など。それとよくわからない部分で漢字を避けて平仮名にしたり、場面展開に1行空けなかったりと、ところどころ技術的に読みにくい部分も散見された。2020/01/21