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内容説明
本書の前半部分は、放射性汚染物質で被災された汚染地域の住民、つまり、ここでは、原子炉爆発の爆心地から周辺30kmの閉鎖区域内の人々が一時避難し、後にどのようにして元の居住地に戻り、そして閉鎖区域内の汚染土地でどのようにしてエコな農耕生活をおくっているかを克明に記録。後半部分では、チェルノブイリ原子力発電所事故を模倣したゲームソフトの「ストーカー」用語がどのような経過を経て、作られ、このゲームソフトが若い人達をどのようにして熱狂させ、それらが普及されていったかが克明に記述されている。
目次
第1章 危険な区域の国土(放射能とともに食する;区域内の不毛の世界;人的な要因)
第2章 チェルノブイリ区域の“我が村”(“我が村”を旅立つ;撤退(避難)する
帰還する ほか)
第3章 チェルノブイリ地方のストーカー(ストーカーは誰だ;ストーカーな人々:ゲーム師、“理想主義者”、“稼ぎや”;“ストーカー”のゲームの世界と閉鎖区域の現実世界、平行線で切り離された地点 ほか)
著者等紹介
後藤隆雄[ゴトウタカオ]
1942年大阪市生まれ。1966年近畿大学理工学部原子炉工学科卒業、神戸大学工学部計測工学科技官就職。1967年第一種放射線取扱主任者免除。1991年環境計量士(濃度)資格取得。1997年博士(理学)授与、同大学工学部情報知能工学科助教昇格。2000年日本環境学会第26回年会実行委員長(工学部)。2002年イオンド大学名誉博士号(環境学)授与。2003年同大学退職、国際NPO日本ベトナム産業協力会理事、ハノイ。2013年公害環境測定研究会、日本科学者会議全国常任幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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