内容説明
91歳の母は、最後の28か月間「寝たきり」でした。栄養剤を胃に流し込む、延命治療を拒否し、退院した母の命が尽きるときまで、自分の口から食べられるように、食事内容を工夫し、穏やかな在宅介護を続けました。―あきらめない!ひとさじの力を。
目次
序章 看取りのとき
1章 母の老いと介護生活の始まり
2章 「要介護5」でも在宅介護で暮らそう
3章 200以上の頻脈と呼吸苦で入院
4章 胃ろう拒否
5章 在宅介護に戻そう
6章 何を食べてもらえるだろう?
終章 ホームページの食の情報
著者等紹介
中山れいこ[ナカヤマレイコ]
アトリエモレリ主宰。図鑑作家。身近な生き物を飼育観察し、児童向けの飼育図鑑、生態などの図解入りノンフィクションを執筆。作家活動の傍ら地元行政と協働し、公園や地域の自然環境の保全、カントウタンポポ、シロバナタンポポの保護および、ヘイケボタルの再生に取り組んでいる
日野原重明[ヒノハラシゲアキ]
聖路加国際病院理事長
井上典代[イノウエノリヨ]
現職:山脇学園短期大学食物科准教授。専門:高齢栄養ならびに介護食の開発・栄養指導・給食管理・小児栄養。日本女子大学家政学部管理栄養士専攻卒、同大学院修士課程修了。管理栄養士、病院栄養士、短大・大学非常勤講師を経て現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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