内容説明
グローバリゼーションは何をもたらすのか?見捨てられた「階級」用語が復活したように、“社会主義”も必ず復活する。ただし、歴史の総括に踏まえて、新しい内実をもって。
目次
1 グローバリゼーションの新しい展開と社会主義(グローバル時代の社会主義像―社会的個人の再発見;世界の支配者としてのアメリカ中産市民;日本経済の停滞と社会主義の新しい展望;マルクスの社会主義と現実の社会主義;階級論の検討―“近代民主政”理解の一前提)
2 社会主義の歴史的総括のために(渾身の五〇年―E.H.カーのソ連研究;福本イズムと『労農』派の形成;二重の三権分立構造をめざして)