出版社内容情報
★ メダリストを多く育てた名将が伝える、
「勝つ」理論&テクニック!
★ 組手争いから連絡技、返し技まで
実戦で活きるスキルが身につく!
◎ 相手のタイプ・体格差に応じた攻略法
◎ しっかりと組んだ状態からの攻め方
◎ 技を誘い、利用して投げる技術
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
武道、とかく柔道では、
よく「心技体」という言葉が使われます。
みなさんは、この「心技体」という言葉を聞いて、
何を思い浮かべるでしょうか。
あるいは、この「心技体」をどうすることが
望ましいと思われますか。
「鍛える」という言葉が真っ先に
浮かんでくる方が多いのではないでしょうか。
あるいは「充実」という言葉かもしれません。
心、技、体のすべてを「鍛える」、
あるいは「充実させる」ことが、武道の精神であり、
勝利への近道と考える方が
多いのではないでしょうか。
私自身、この発想は間違っていないと思いますし、
とても大切なものであると考えます。
しかし、どのように「鍛える」のか、
どう「充実させる」のかという点では、
常に移り変わる世の中で
変化させていかなければいけないと思います。
ただ漠然と「鍛える」「充実させる」では、
費やした時間、労力の割りに得られる成果は
まちまちになってくると思われます。
そこで必要になってくるのが「柔軟性」です。
心の、技の、体の柔軟性です。
柔道の「強さ」を求める上で、
この「柔軟性」は欠かせない
キーワードと思われます。
何せ『柔』道なのですから。
本書では、対戦する選手のタイプに応じた
組手の作り方や効果的な技など、
「心技体」のうちの「技」に関して解説しています。
相手に柔軟に対応して、
現代柔道を勝ち抜く「技術」を
身につけてください。
上水 研一朗
◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆
☆第一章 組手を制する
☆第二章 しっかり組んで投げる
☆第三章 連絡技で投げる
☆第四章 組み際に投げる
☆第五章 相手の技を誘い、利用して投げる
※ 本書は2018年発行の
『一本がとれる! 柔道 立ち技 必勝のコツ55』
を「新版」として発売するにあたり、
内容を確認し一部必要な修正を行ったものです。
内容説明
メダリストを多く育てた名将が伝える、「勝つ」理論&テクニック!組手争いから連絡技、返し技まで実戦で活きるスキルが身につく!相手のタイプ・体格差に応じた攻略法。しっかりと組んだ状態からの攻め方。技を誘い、利用して投げる技術。
目次
第1章 組手を制する(基本事項―6区画理論の基礎知識とビッグ6を覚える;基本事項―相手との間合い、正方形ボックス、ひし形ボックス、一直線を知る ほか)
第2章 しっかり組んで投げる(区画A~B(相四つ・対高身長~同身長)/背負投―腕時計を見るように引手を引き、最適な釣手の形で相手と同じ方向を向くように回転する
区画D~E(ケンカ四つ・対高身長~同身長)/肘抜き背負投―ケンカ四つで相手を背負うなら、肘を抜いて回転スペースを作り相手と密着して担ぎ上げる ほか)
第3章 連絡技で投げる(基本事項―対の法則を理解する;区画B~C(相四つ・対低身長~同身長)/大外刈から支釣込足―相手の後ろ襟を取り、軸足を踏み込んで足を下げた瞬間に、釣手と引手をハンドルのように回して投げる ほか)
第4章 組み際に投げる(基本事項―組み際に技をかける利点を理解する;区画A(相四つ・対高身長)/一本背負投・小内巻込―引手を相手の胸に当てて間合いを取り、目線を上げて一本背負投を、そのフェイントで小内巻込も有効 ほか)
第5章 相手の技を誘い、利用して投げる(区画D~E(ケンカ四つ・対高身長~同身長)/内股透かし―引手を持たせて相手を誘い、脇を絞めて重心を安定させて足の間で相手を回す
区画D~F(ケンカ四つ・対高身長~低身長)/燕返―引手をさぐりながら刈足をわざと前に出し、足を上げて足払をかわし、燕返で投げる ほか)
著者等紹介
上水研一朗[アゲミズケンイチロウ]
東海大学男子柔道部監督、同大学体育学部武道学科教授。1974年6月7日生まれ、熊本県出身。八代第三中学、東海大相模高校を経て東海大学に進学し、卒業後は同大大学院に進み、綜合警備保障株式会社に所属。現役時代は重量級選手として活躍した。現役引退後は、米国アイダホ州立大学へ留学、帰国後の2008年1月より、母校の男子柔道部監督に就任。就任1年目から2014年にかけて、同根道部を全日本学生柔道優勝大会7連覇に導き、その後、2016年から再び5連覇を達成(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。