出版社内容情報
フラメンコならではの身体の動かし方をはじめ、フラメンコ独自の技や表現力の磨き方など、舞踊のテクニックを紹介。
内容説明
もっと深く、さらに力強く!情熱と迫力をもって踊るためのコツを徹底紹介!
目次
1 フラメンコな身体の使い方(上半身と下半身の拮抗する力が強い立ち姿をつくる;ヒザの角度の変化で表現の幅が広がる ほか)
2 美しいマノとブラソの動かし方(関節の柔らかさがマノの表現を豊かにする;手首は一定の速度でゆっくり回してねばりを出す ほか)
3 大地を揺るがすサパテアード(力をまとめる“足の中心点”をとらえて打つと良い音が出る;浅いヒザの曲げで速いサパテアードが打てる ほか)
4 フラメンコ舞踊の技を磨く(両足の内側の筋肉を引き寄せて回るとぶれない;顔は最後まで正面に残して、キレのあるブエルタにする ほか)
5 フラメンコを理解して踊りを深化させる(カンテ、ギターとのコミュニケーションで三位一体の盛りあがりをつくる;成り立ちや呼吸を理解すれば臨機応変に歌に反応できる ほか)
著者等紹介
鍵田真由美[カギタマユミ]
6歳でモダンダンスを始める。日本女子体育短期大学・舞踊科在学時にフラメンコと出会い、1990年河上鈴子スペイン舞踊新人賞を受賞。佐藤桂子、山崎泰に師事した後、スペインに渡る。帰国後の1998年、『レモン哀歌~智恵子の生涯~』で能との共演を成功させ、文化庁芸術祭新人賞を受賞。2001年の初演から再演を重ねる阿木燿子プロデュース・作詞、宇崎竜童音楽監修・作曲の『FLAMENCO曽根崎心中』では、文化庁芸術祭優秀賞を受賞し、2004年にはフラメンコの殿堂「フェスティバル・デ・ヘレス」に海外から初参加を果たし絶賛される。同年『ARTE Y SOLERA 歓喜』で文化庁芸術祭大賞を受賞。2006年Newsweek日本版の「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた。2011年には新国立劇場で『女殺油地獄』の与兵衛を演じ、2012年NHK大河ドラマ「平清盛」のオープニング映像で白拍子に扮して話題を呼んだ。同年、スペイン歌謡を題材にして創作した『愛こそすべて~完全版』を発表、翌年には『Amor,Amor,Amor』のタイトルで2度目の「フェスティバル・デ・ヘレス」に正式招待された。数々のオリジナル公演で主演を務める他、2018年には山田洋次演出の音楽劇『マリウス』に出演、新境地を拓く。唯一無二のフラメンコ舞踊手として国内外で高く評価されている。佐藤浩希とともに「ARTE Y SOLERA 鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団」を主宰
佐藤浩希[サトウヒロユキ]
高校時代よりボランティア活動に励み、保育士、介護福祉士の資格取得後、アントニオ・ガデスの「血の婚礼」とタブラオ「新宿ギターラ」で観た鍵田真由美の踊りに衝撃を受け、福祉の道から一転フラメンコの道へと進む。1992年より鍵田真由美にフラメンコを師事。1996年河上鈴子スペイン舞踊新人賞及び日本フラメンコ協会新人公演特別奨励賞を受賞。『FLAMENCO曽根崎心中』では徳兵衛役を熱演し、2004年にはフラメンコの殿堂「フェスティバル・デ・ヘレス」に海外から初参加を果たし絶賛される。同年『ARTE Y SOLERA 歓喜』で文化庁芸術祭大賞を受賞。2006年、Newsweek日本版のトップ記事「世界が尊敬する日本人100人」に選出され、大きく取り上げられる。障害のある人たちとのフラメンコ公演や今井翼ソロ公演振付など、多方面に活躍。鍵田真由美と共にスタジオ「ARTE Y SOLERA」を主宰し、すべての作品の演出・振付を手がけ高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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