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古地図のひみつ―読みかた・楽しみかたがわかる本 「今昔」歴史歩き超入門

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  • サイズ A5判/ページ数 144p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784780421149
  • NDC分類 291.038
  • Cコード C2021

出版社内容情報

古地図を読み解く上で知っておくとよい知識を解説。本格的に学びたい方からライトに楽しみたい方まで幅広く古地図の魅力を伝える。★ 当時の地形や地名の由来をはじめ、
町に刻まれた歴史や時代の変遷を色鮮やかな切絵図や城下図から紐解く!
この一冊で“古地図"のすべてがわかる!!

★ 必ず知っておきたい基礎知識や現代地図との比較に役立つポイントを
図と写真でビジュアル徹底解説! !

★ 時代を遡る「今昔」探訪をもっとディープに味わう!

◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆

古地図はここ数年で、全国的に認知度が高まったと感じている。
特に東京では江戸ブームも相まって、江戸をテーマとした街歩きが大人気だ。

休日のみならず平日でも、
江戸切絵図などを持って散歩をするグループや個人をここかしこで見かける。

しかし切絵図をはじめ江戸の絵地図の人気は高いものの、
その読み方となると、一般的にはなかなか分かりづらいのが実情ではなかろうか。

現代の地図ほど正確な内容でもないため、
眺めているだけでは使い道にどうしても戸惑わざるを得ない。

本書は、江戸の人々の視点に立って、
江戸時代を中心とした古地図類の見方・楽しみ方を、
基礎編・入門編・応用編の三つの視角から紹介したものである。

基礎編では江戸の古地図の発展の歴史を概観している。
何と言っても切絵図が主役だった。
江戸の人々は正確さよりもわかりやすさを地図に求めていたことが大きかった。

入門編では江戸切絵図の見方・楽しみ方を、
同シリーズのなかで一番の人気を誇った「尾張屋板」を通じて具体的に解説している。
「尾張屋板」は多様な記号とカラフルで鮮やかな色彩が特徴だったが、
わかりやすさを求める人々の需要にまさに合致し、
切絵図業界を瞬く間に席捲していった。

応用編では、江戸だけでなく京都や大阪など全国各地の都市に残された絵図を通して、
そこから読み取れる情報が他の都市にもあてはまることを具体的に解説した。
この時代の古地図を読み解く時の切り口になるだろう。

歴史家
安藤優一郎

◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆

☆ 基本編
江戸時代は地図の需要が高まり、
幕府による地図製作のほか、一二四もの地図製作業者が
それぞれの特徴ある地図を刊行した。
正確さ、方角、範囲、使用目的などの切り口から、各地図の特徴を解説する。

☆ 入門編
カラフルな色彩で人気を集めた「尾張屋敷」の切絵図を中心に、
色や印から古地図のルールや読み方を詳細に解説する。
■印は中屋敷、●印は下屋敷。
寺社地は赤色、町人地は灰色…。
これを知れば、古地図散歩が一層身近に。

☆ 応用編
江戸の町と、全国各地の古地図を紹介。
地図から読み取れる特徴や歴史を解説する。
宿場町だった川崎。港町横浜。古都鎌倉。
全国の模範となった京都…。
日本をより深く知るためのヒントが、古地図には詰まっている。

※ 本書は2013年9月発行の『古地図 見かた・楽しみ方』を元に、加筆・修正した新版です。

安藤 優一郎[アンドウユウイチロウ]
監修

内容説明

知っておきたい基礎知識や現代地図との比較に役立つポイントを図と写真でビジュアル徹底解説!!当時の地形や地名の由来をはじめ、町に刻まれた歴史や時代の変遷を豊富な切絵図や城下図から紐解く!

目次

基礎編(地図の販売は許可制だった。;江戸切絵図は江戸中期から刊行された。;江戸図は正確ではなかった。 ほか)
入門編(城内は空白だった。;城門の表記は画一化されていた。;文字の書き出しは入り口からだった。 ほか)
応用編(丸の内は城内を示す地名。;水運の町を象徴する橋。;城の防衛に使われた坂。 ほか)

著者等紹介

安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
歴史家。1965年生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。江戸をテーマとする執筆・講演活動を展開。JR東日本・大人の休日倶楽部、東京理科大学生涯学習センター、NHK文化センターの講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

17
江戸時代の古地図の見方について学ぶ本。江戸城内は空白。大名屋敷は家紋入り。100万都市江戸のうち、町人は50万人。でも町人の居住区域は15パーに過ぎない。そりゃ過密すぎて火事にもなるわ。しかしこういう地図は住んでる町や、京都とか彦根とか水戸とか何度も訪れて、自分の足で街中歩いたところのほうが距離感とか雰囲気が伝わってくるものだなあ。東京はやっぱり地下鉄や電車使っちゃうからいまいちピンとこない。水戸は千波沼になってて、あの大きさで江戸時代は沼かあ…ってなった。2019/03/17

真作

1
古地図は文字の向きがバラバラで読みにくいと思っていたが、玄関や門、坂の上を示す情報だったとは目から鱗。上野の東叡山寛永寺は京都の鬼門を守護する延暦寺を模して設置されたことは知っていたが、寺院の名称がともに創建時の元号に由来すること、不忍池は琵琶湖を模して造られたとは知らなかった。2023/06/02

hamu hanako

0
初心者がいきなり古い地図を見た時に、戸惑ったり分からなかったりしたところが簡潔に説明されていてありがたい。江戸が中心だけど他地方都市のことも少し載ってる。写真もたくさんで見やすい2019/02/16

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