出版社内容情報
バドミントンにおけるメンタルの強化、試合中の冷静な判断の維持、日ごろのトレーニング法などを紹介。★ バドミントン競技者が知っておきたい「精神力」最強メソッド! !
★ 日本代表を率いた指導者が教える!
★ 勝負所で実力を発揮するための心のマネジメント術を大公開! !
◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆
バドミントンの試合で勝敗を分けるのは、あらゆる要素のうち8割程度が技術と体力かもしれません。
メンタルは残りの2割に過ぎません(実力が同程度の場合)。
しかし、同じレベルの相手との戦い、あるいは格上選手と対戦するときには、
その2割を占めるメンタル、つまり「心のコンディション」が結果を大きく左右します。
競技を問わず、一流のアスリートがよく「ゾーンに入る」という表現をします。
ゾーンとは極限の集中状態を指し、
バドミントンで言えば、相手のショットやシャトルの動きがゆっくり見えたり、
思い通りのラケットワークができたり、
打つショットすべてがラインぎりぎりで入るような状況です。
ゾーンに入るためには、技術レベルが一定水準を超え、
フィジカルコンディションが万全で、適度な緊張と適度なリラックスがあること。
さらに、この試合に勝ちたいという確かなモチベーションが欠かせません。
ゾーンは、心・技・体が本当の意味で1つになるときに現れる世界であり、
メンタルトレーニングの最終成果は、ゾーンに入ることだと私は考えています。
本書では、とくにメンタルに特化し、プレイヤーみなさんをゾーンの入り口へと連れて行くのが目的です。
ただし、最終的にその扉を開くのはあなた自身です。
少しでもそのお役に立てれば幸いです。
小島一夫
◆◇◆ 本書について ◆◇◆
本書はバドミントンの試合で勝つために、メンタルをどのようにコントロールすればよいか、そのコツを紹介しています。
各ページは「MENTAL」というコツの項目ごとに、必要な知識や技術の秘訣をわかりやすく解説しています。
「練習ではうまくいくのに本番では実力が出せない」、「すぐに緊張してしまう」という悩みを持つという選手や、
「今までよりも試合に余裕を持って挑みたい」と、さらなるレベルアップを望んでいる選手まで、
幅広くメンタルの向上に必要なコツをカバーしています。
本文の説明では、心がゲームに及ぼす影響や、普段の取り組みの大切さなどメンタルについてわかりやすく解説。
具体的な実践方法については、写真やコメントなどでビジュアル的に理解しやすい構成になっています。
本書を順番に読んでいくことはもちろん、
気になる部分を中心にチェックしたり、弱点克服や課題のクリアなど、
自分のレベルや状況に合わせて活用することもできます。
小島 一夫[コジマカズオ]
監修
内容説明
バドミントン競技者が知っておきたい「精神力」強化メソッド。日本代表を率いた指導者が教える!勝負所で実力を発揮するための心のマネジメント術を大公開。
目次
1 バドミントンのメンタルマネージメント
2 日常から取り組むメンタルトレーニング
3 メンタルを強くするための考え方
4 心と体 戦術プランの準備
5 試合中のメンタルマネージメント
6 チームで活躍できるメンタル
著者等紹介
小島一夫[コジマカズオ]
つくば国際大学産業社会学部教授。1952年生まれ。北海道教育大学、東北大学文学部大学院(社会心理学)、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科トップスポーツマネジメントコースに学ぶ。競技経験のない監督としてバドミントン指導を始めた茨城県明野中学で5年目にして全国制覇。1985年から常総学院高等学校バドミントン部監督となり、全国高校選抜バドミントン選手権大会、インターハイ、国体、JOCカップ全日本ジュニアバドミントン大会で団体10回、個人20回の全国優勝を果たす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。