内容説明
戦略的な動き方はもちろん、「ダブル前衛」「ダブル後衛」の攻撃と守備、対戦相手の実践的コントロール法まで。写真と図解でわかりやすく徹底解説。
目次
1 後衛の戦術―後衛は、ストロークでゲームを組み立てるチャンスメーカー。有利な展開を作り出し、パートナーの前衛に攻撃しやすい状況を提供することが大切だ。(相手のバックハンド側を狙い甘い返球を誘ってチャンスを作る;テンポを変えて打ち、相手のタイミングを狂わせる ほか)
2 前衛の戦術―前衛は、後衛が作ったチャンスを得点に結びつけるポイントゲッター。積極的に動いて相手にプレッシャーをかければ、試合を有利に運べるようになる。(前衛が積極的に動いて、相手にプレッシャーをかける;わざと空きスペースを作りそこを狙わせ、誘って仕留める ほか)
3 コンビネーション―ダブルスは、2人の力を合わせて勝利をつかみ取るゲームだ。そのために必要なのがコンビネーションプレー。2人の連係を強化して相手を追い込む。(相手後衛を回り込ませて引っ張りの返球を誘う;コースや球種をサインで伝え連係プレーを強化する ほか)
4 ダブル後衛―2人が後ろに下がって守りを強化するのがダブル後衛。ただし後方で粘るだけではない。ストローク力で相手を崩す術をマスターし、主導権を握る。(高めのルートで切り込み相手を定位置で打たせない;ツイストを使って相手を前後に揺さぶりリズムを崩す ほか)
5 ダブル前衛―2人がネットに詰めて攻撃力を高めるのがダブル前衛。ネットへの出方、出てからのプレーを学ぶと得点力が格段にアップする。(アンダーカットサービスを打ってネットダッシュを仕掛ける;相手の2ndサービスに対してネットダッシュを仕掛ける ほか)
著者等紹介
西田豊明[ニシダトヨアキ]
1948年2月6日生まれ、静岡県出身。65年にインターハイ優勝。以後全日本選手権、アジア選手権、世界選手権大会などのタイトルを多数獲得。70年に日本体育大学ソフトテニス部監督に就任。チームをインカレ、関東リーグ戦などの優勝に導く。現在、日本体育大学教授、同大学ソフトテニス部部長・監督。(財)日本ソフトテニス連盟理事、指導委員会委員長
篠原秀典[シノハラヒデノリ]
1983年5月16日生まれ、群馬県出身。日体桜友会所属。後衛。小学3年から本格的にソフトテニスを始める。日本体育大学4年時(05年)には全日本シングルスのタイトル保持者となる。06年アジア競技大会団体優勝・シングルス2位、07年には、世界選手権大会で団体優勝に輝いた。両大会において、チームの勝利に大きく貢献。日本を代表するオールラウンド・トッププレーヤー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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