出版社内容情報
当事者全てが軍事的な準備を怠らず緊張が激化するが、同時に当事者全てが戦争を望んでいないので戦争を避ける道を見いだせるはずだ。歴史的な経緯、当事者の主張を総合的に分析し、解決の道を提示する。本邦初訳も含む資料も添付。
【目次】
内容説明
当事者すべてが軍事的な準備を怠らず、それが緊張を招いているが、同時に当事者すべてが戦争を望んでいない。それならば戦争を避ける道を見いだせるはずだ。この問題の歴史的な経緯、中国、台湾、アメリカの主張などを総合的に分析して解説し、解決の道を提示する。本邦初訳(中国全人代「台湾同胞に告げる書」)も含め関連する貴重な資料も満載。
目次
序章 急浮上の台湾有事―日米首脳の「失言」(台湾有事が政治の大問題になったのは高市早苗首相の発言がきっかけでしたが、どんな発言だったのですか。なぜこれほど騒がれたのですか。;アメリカがあいまい戦略をとっているといっても、バイデン前大統領も似たような発言をしました。日本の首相が発言するのと違いがあるのですか。)
第1章 台湾問題はなぜ、どのように生み出されたのか(それにしても中国は高市氏の「首を斬る」と言ったり、国連憲章の「敵国」条項を持ち出したり、アメリカに対する反応と比べると超過激ですが、なぜですか。;朝鮮半島の場合は分断国家の双方が国連に加盟しています。中国の場合、なぜ両方が加盟できないのでしょうか。;日本は戦後復興のことを考えると、中国との経済的な結びつきが不可欠でしたが、中国を承認したイギリスと違って台湾を支持したのはなぜですか。;日本が独立するためにアメリカの台湾政策に同調したことは理解しました。では、独立を果たしたあとの日本外交は独自性を発揮したのでしょうか。;旧安保条約のもとで日本が米軍の出撃基地となったことは分かりましたが、新安保条約体制下では台湾問題はどう位置付けられたのでしょうか。)
第2章 「1つの中国」原則はどのように形成されたか(中国が国連で代表権を獲得し、その後、アメリカや日本と国交正常化をしていくわけですが、中国側の主張はどんなものだったのですか。;国交正常化に時間がかかったアメリカと異なり、日中間ではすぐに合意が実現します。どのような内容でしたか。;アメリカは日本より早く国交正常化交渉を開始したのに、実現するのは日本の6年以上もあとになったのは、どんな理由があるのですか。;中国は一貫して「台湾は中国の一部」という態度ですが、アメリカとの国交正常化のあと、どのような方針で統一しようとしてきたのでしょうか。)
第3章 台湾の民主化と「1つの中国」の動揺(台湾は李登輝総統のもとで民主化が進みますが、その経緯を教えてください。民主化は統一問題にどんな影響を与えたのでしょうか。;米中国交正常化後、第3次台湾海峡危機があったとはいえ、中国と台湾の対話も開始されたそうですが、これまでどんな対話がされたのでしょうか。;アメリカは「1つの中国」を認めたあと、中国と台湾との関係をめぐる問題にどう対応しようとしたのでしょうか。;21世紀になって、中国が台湾への武力行使を放棄しない姿勢が強まったと言われますが、どういうことでしょうか。)
第4章 どうしたら戦争を避けられるか(台湾の人々の意識も時代につれて変化してきたと思いますが、現在、独立や統一を含めどういう気持ちになっているのでしょうか;「1つの中国」原則の下では、台湾問題に外国が口を出すことは内政干渉であり、許されないことなのでしょうか。;台湾の人々が自分で自分の運命を決めるのはおかしいのでしょうか。どんな場合も独立は認められないのでしょうか。;台湾をめぐるすべての当事者が軍事的な対応も強化しているのが不安でたまりません。これは対話の努力と両立するのでしょうか。;台湾の人々やアメリカなどの現状維持の要求は、「統一」を求める中国との間で合意は難しいのではないでしょうか。)
台湾有事に関する全資料
著者等紹介
松竹伸幸[マツタケノブユキ]
ジャーナリスト、編集者。日本平和学会会員(専門は日本外交論と安全保障論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



