内容説明
医療から診断する驚きの警世エッセイ集。世界放浪後、農村医療一筋の異色の医師。第一線医療、地球環境、人道、戦争まで。ケアする人、される人、そして若者たちに贈る。
目次
第1章 佐久総合病院が取り組む第一線医療(佐久病院の礎を築いた「明るい」女性たち;農村女性の行動を変えた「生改さん」に学ぶ ほか)
第2章 出会った先人たちに教えられたこと(「生きづらさ」に向き合った教育改革者の3つの約束;「最も謙虚で、最も果敢な」若井晋先生の在りし日の姿 ほか)
第3章 医療から時事問題を診る(病院など非営利組織こそ地域経済再生の核心;「社会を癒す」政策の貴重なモデル ほか)
第4章 「医のふるさと」断章(人類は一つ 日常にもっと「対話」を;限られた資源をどう分かちあうか ほか)
第5章 戦争と生命と人道と(医学生時代の旅で見た「複雑な」ウクライナ;ある軍医の遺書と戦争の「正義」 ほか)
特別寄稿 危機の農村再生は若月先生の思想と事業の継承を(宮本憲一)
著者等紹介
色平哲郎[イロヒラテツロウ]
佐久総合病院地域ケア科医長。1960年横浜市生まれ。東京大学中退後、世界を放浪。京都大学医学部を卒業し、佐久総合病院に就職。南相木村診療所長として10年間第一線医療に従事した後、現職。東京大学医学部公衆衛生大学院非常勤講師、立命館大学客員教授などを務める。タイ政府、在日フィリピン大使館より表彰。ヘルシー・ソサエティ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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